2010年02月24日 08時00分 公開
特集/連載

サーバ仮想化環境のバックアップ 普通に取るか丸ごと取るかキーワードでひもとくバックアップ最新事情【最終回】

サーバ仮想化環境のバックアップはそれほど難しい作業ではない。しかしサーバを仮想化によって集約しているために、思わぬコストが発生する可能性があるので注意が必要だ。

[羽鳥正明,EMCジャパン]

物理も仮想も考えは基本同じだが……

 データをバックアップすることは、仮想マシンであっても、用途が本番環境であれば同じように重要である。ただ、サーバ仮想化環境のバックアップはどうすればいいのだろうか? 今までの物理環境と同じようにできるのだろうかと考えてしまうのもよく分かる。ここでは、サーバ仮想化環境でのバックアップ導入の考え方について、分かりやすく説明しようと思う。

 仮想化環境を提供するインフラとしてVMware Infrastructure/vSphereMicrosoft Hyper-VCitrix XenServerなどがある。それ自体バックアップの環境を備えていたり、サードパーティーのバックアップソフトウェアと連動することで効率の良いバックアップを取る仕組みも持っている。仮想化環境インフラのバックアップをそのまま使ってもよいし、一般的なバックアップソフトウェアをサーバ仮想化環境に導入することもできる。思ったほどは難しくはないのだ。

 基本的な考え方としては、仮想マシンもバックアップソフトウェアからすれば物理サーバと同じに見えるので、一般的なバックアップソフトウェアを使ってバックアップができる。もちろんイメージバックアップソフトウェアなどを使うことも可能だ。バックアップのエージェントを仮想マシンにインストールすることで、物理サーバの環境と同じようにバックアップできるのだ。バックアップデータを保存するハードウェアについては、一般的なテープにバックアップすることが可能であり、LANやSANにつながれたテープやディスクなどのストレージにもバックアップできる。

仮想マシンにバックアップエージェントをインストールしてバックアップ

サーバ集約化が招くバックアップ問題

 ただ、まったく同じでいいというわけでもないので注意が必要だ。ここで、陥りやすい悩みを説明しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news040.jpg

TikTokは若者よりむしろ大人にこそ向いているかもしれないと考えられる理由
TikTok For Businessが「X世代白書〜理由が必要なX世代へ、架け橋を。〜」を発表。若者向...

news084.jpg

2021年の国内動画広告市場は前年比142.3%の成長、コロナ禍の落ち込みから反転――サイバーエージェント調査
インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額推計とこれからの市場規模推...

news053.jpg

対Amazon包囲網も? ポストCookieにおけるCriteoの勝算
Criteoが3億8000万ドルでIPONWEBを買収する。サードパーティーCookie廃止はアドテク企業...