サーバ仮想化環境のバックアップはそれほど難しい作業ではない。しかしサーバを仮想化によって集約しているために、思わぬコストが発生する可能性があるので注意が必要だ。
データをバックアップすることは、仮想マシンであっても、用途が本番環境であれば同じように重要である。ただ、サーバ仮想化環境のバックアップはどうすればいいのだろうか? 今までの物理環境と同じようにできるのだろうかと考えてしまうのもよく分かる。ここでは、サーバ仮想化環境でのバックアップ導入の考え方について、分かりやすく説明しようと思う。
仮想化環境を提供するインフラとしてVMware Infrastructure/vSphere、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServerなどがある。それ自体バックアップの環境を備えていたり、サードパーティーのバックアップソフトウェアと連動することで効率の良いバックアップを取る仕組みも持っている。仮想化環境インフラのバックアップをそのまま使ってもよいし、一般的なバックアップソフトウェアをサーバ仮想化環境に導入することもできる。思ったほどは難しくはないのだ。
基本的な考え方としては、仮想マシンもバックアップソフトウェアからすれば物理サーバと同じに見えるので、一般的なバックアップソフトウェアを使ってバックアップができる。もちろんイメージバックアップソフトウェアなどを使うことも可能だ。バックアップのエージェントを仮想マシンにインストールすることで、物理サーバの環境と同じようにバックアップできるのだ。バックアップデータを保存するハードウェアについては、一般的なテープにバックアップすることが可能であり、LANやSANにつながれたテープやディスクなどのストレージにもバックアップできる。
ただ、まったく同じでいいというわけでもないので注意が必要だ。ここで、陥りやすい悩みを説明しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...