連結システム「DivaSystem」の最新版が登場した。企業のIFRS適用を見据えて、日本基準とIFRSの2つの基準で連結財務諸表を作成できる機能を追加した。
ディーバは連結会計システムの最新版「DivaSystem 9.5」を11月18日に提供開始した。新たに複数会計基準による連結財務諸表の作成機能などIFRS対応の機能を強化した。
9.5では1つの会計処理に対して日本基準とIFRSの2つの帳簿を持つことができるようにした。日本基準、IFRSの2つの連結財務諸表を作成可能で、IFRSの任意適用を検討する企業を支援する。また、会計基準ごとの差異が確認できる新機能「GAAP調整過程レポート」も追加した。複数会計基準での報告通貨修正仕訳入力、換算機能にも対応した。
ディーバはIFRSの「自主適用」を行っている。また、IFRSの任意適応を検討する企業では既にβ版の9.5を使用中で、これらのノウハウを9.5に反映させた。
会計コンバージェンスへの対応も進めた。9.5は新たに包括利益計算書(1計算書方式、2計算書方式)、過年度遡及、グループ法人税制などに対応。過年度遡及への対応では、過年度連結財務諸表の複製機能、修正仕訳登録機能があり、遡及修正内容が把握できる「過年度遡及調整表」の機能も備えた。
既にDivaSystemを使っている顧客は保守費用内で9.5にバージョンアップできる。DivaSystemの既存顧客、約630社のうち、20社は9.5へのバージョンアップを予定しているという。ディーバは今後1年で50社の新規顧客の獲得を目指す。
ディーバは2011年にDivaSystemを再度バージョンアップする計画。IFRSの強制適用実施を見据え、日本基準と同様の精度、効率でIFRSの連結財務諸表を作成できるようにするという。
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