2010年11月29日 08時00分 UPDATE
特集/連載

避けたい、脆弱性の悪用Microsoftの脆弱性スキャナ「MBSA」の限界

MBSAは重大な脆弱性をシンプルかつ簡潔な形で提示してくれる。しかし市販の脆弱性スキャナと比べると、すぐに限界が見えてくる。

[Kevin Beaver,TechTarget]

 わたしはこのところ、Microsoft Baseline Security Analyzer(MBSA)と愛憎関係にある。最初は気に入らなかったが、そのうちセキュリティスキャンツールが気になり始めた。MBSAはより高いレベルのWindowsSQL Server、IISに関連する脆弱性のスナップショットを提示してくれる。これらはMicrosoftがテストを勧める最も重大な脆弱性であり、シンプルかつ簡潔な形で提示される(下図)。

alt 図:MBSAのシンプルで完結なリポート表示《クリックで拡大》

 MBSAにはまた、スクリプティング機能およびVisioと連係できる機能もある。これで脆弱性をネットワーク図の上に置いて見ることができる。Windows 7Windows Server 2008 R2搭載のシステムでも実行可能だ。MicrosoftはShavlik Technologies(MBSAのコードを書いた会社)と提携し、Shavlik NetChk Limitedツールを通じてMicrosoftのレガシーソフトのサポートも提供している。

 それはそれとして、わたしは自分の顧客に、Microsoftはセキュリティベンダーではなく、業界最高の脆弱性スキャンツール開発ビジネスに携わっているわけでもないとくぎを刺すことにしている。ここ数年でQualys、GFI Software、Rapid7などの各社が成長してきた理由はそこにある。MBSAを市販の脆弱性スキャナと比べてみれば、すぐにMBSAの限界が見えてくる。

 以下は市販の脆弱性スキャナがMBSAの機能を上回る点だ。

ITmedia マーケティング新着記事

news018.jpg

「TikTok Ads」2019年の振り返りと2020年の展望
もう「踊ってみた」動画だけではない。急成長する広告配信プラットフォーム「TikTok Ads...

news112.jpg

「メルカリハイ」の謎を解く――4人に1人が100円以下の利益でもフリマアプリに出品
なぜ人は100円以下の少額利益でもフリマアプリに出品してしまうのか。謎を解く鍵は「承認...

news049.jpg

買い物場所の使い分け調査2019――日本能率協会総合研究所
コンビニエンスストア、ドラッグストア、100円ショップなど業態別利用実態と「そこで買う...