ハイパーボックスは、従来オプションで提供されることが多かったマルウェアスキャン、SSL通信、IDS/IPSといったセキュリティ対策を標準で備えたレンタルサーバを、月額1260円で提供する。
ホスティングベンダーのハイパーボックスは、マルウェア対策などのセキュリティ機能を標準装備したレンタルサーバサービス「4Stars server」を12月15日より開始した。利用料金は初期費用が2625円、月額費用が1260円。
4Stars serverの特徴は、従来のレンタルサーバではオプションによる提供であることが多かったセキュリティ機能を、リーズナブルな料金で標準装備している点。具体的には(1)運営サイト上の1日1回のマルウェア検知、(2)通信のSSL暗号化、(3)IDS/IPS(不正侵入検知/防御)の機能を提供する。(2)は、ノートPCや携帯電話といったモバイル端末を含めた全通信のSSL暗号化(共有SSL)を行う。このほか、ファイアウォール、スパムフィルター、ウイルス感染データ削除、アクセス制御などのセキュリティ機能にも対応する。
料金プランは、Webサイト利用が中心の「Type W」(Web用HDD容量40Gバイト)、標準構成の「Type S」、メール利用が中心の「Type M」(メール用HDD容量30Gバイト)の3種類。2週間の無償トライアルも用意する。
同社によると、従来のレンタルサーバではセキュリティ関連のオプション機能を追加すると料金が月額3000〜5000円となり、コストや人的リソースが限られる中小企業での利用が進まなかったという。セキュリティ対策を実装したサービスを安価で提供し、初年度6800社への導入を見込む。
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