年末休暇中にタブレット端末を購入するのは損か得か?次世代タブレットの予想スペック

クリスマスや年末年始の休暇中に、新しいタブレット端末を買っていじり倒そうと考えている人も多いだろう。だが、「タブレットは買い時なのか?」。あえてこの愚問を検討してみた。

2011年12月22日 18時30分 公開
[Jamison Cush,TechTarget]

 年末商戦が始まった。タブレット端末はまず間違いなく、子どもと大人両方の欲しい物リストに入っているだろう。だが2012年1月開催のCES 2012では各種の次世代タブレット端末が発表される予定であり、それから間もなくすれば「iPad 3」も発表される見通しだ。果たして今はタブレット端末を購入するのに適したタイミングなのだろうか?(関連時期:今こそ初代iPadを購入するチャンス……かも

 モバイル技術の進歩のスピードを思えば、この質問はほとんど修辞的な疑問といえる。端末を購入するのに「適切なタイミング」など決してない。なぜか? また1カ月もすれば、より素晴らしいスペックの端末が発売されないとも限らないからだ。

 これは特にスマートフォンに関していえることだが、タブレット端末も例外ではない。例えば、「Motorola XOOM」と「Samsung GALAXY Tab 10.1」にしてもそうだ。どちらも現行世代のタブレット端末であり、リリース時期は数カ月しか違わない。だが、GALAXY Tab 10.1の方がはるかに印象的なハードウェアだ。 GALAXY Tab 10.1の方がXOOMよりも薄型かつ軽量であり、ディスプレーもトップクラスだ。

 タブレット端末の人気に火を付けたAppleの初代「iPad」はとりわけ古さが目立ち始めている。かさ高だし、カメラを搭載していないし(カメラは今や「iPad 2」も含め、ほぼ全てのタブレット端末に標準で装備されている)、シングルコアプロセッサでは特にゲームなどのハイエンドアプリを動かすのが難しい。AppleはiOS 5によって初代iPadを延命したが、iPad 3が発売されて以降のアップデートに関しては、発売から間もなく2年を迎えるこのタブレット端末のサポートを同社が続けるかどうかは定かではない(関連記事:ジョブズ氏亡き後のApple:アフター・ジョブズを占う)。

 冒頭の質問への答えを探るべく、次世代タブレット端末の特徴を見ていくことにしよう。この年末商戦中にタブレット端末を購入した人はどのような機能を手に入れ損ねることになるのだろう?

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...