2012年01月27日 18時30分 公開
特集/連載

スマートフォンの位置情報を悪用した情報漏えいが2012年に急増?2012年は何に注意? モバイルを脅かす5大問題(前編)

モバイル端末を2012年に脅かすセキュリティ問題は何か。専門家の意見を基に、重要な問題5点を整理した。前編はそのうちの2点を紹介する。

[Robert Westervelt,TechTarget]

 スマートフォンなどのモバイル端末の紛失と盗難は、企業を脅かす最大のモバイルセキュリティ問題だとセキュリティ動向に詳しい専門家は言う。しかしマルウェアをめぐる誇大な騒ぎのせいで、ユーザーはそうは思っていないようだ。

 米Symantecの首席セキュリティ対策マネジャーであるビクラム・タクール氏は、飲食店やバーに置き忘れた従業員のスマートフォンが悪い相手に渡るリスクは、従業員が端末にマルウェアをダウンロードするリスクよりもはるかに大きいと指摘した。

 同氏によると、モバイル端末に対する攻撃は増えてはいるものの、スマートフォンを狙ったサイバー犯罪の手口はどれも、これまでのところWindowsを狙った攻撃ほどの実入りを得るには至っていない。モバイル端末を狙う攻撃は今後も増え続けるかもしれないが、サイバー犯罪集団が大挙してデスクトップPCからモバイル端末に攻撃対象を乗り換えるのはまだ何年も先になる見通しだ。だが近距離無線通信技術である「Near-Field Communications(NFC)」などの新しい技術によって、どんなスマートフォンでも仮想クレジットカードとして利用できるようになることから、攻撃者がモバイルプラットフォームに注目する可能性はある。

 「デスクトップPCを狙ったマルウェアの開発者が意のままにできる領域はまだ大量にある。あと数年は、デスクトップPCが最も実入りのいい標的であり続けるだろう」(タクール氏)

 ただし、スマートフォンからの企業情報流出にまつわる将来的なリスクを無視すべきではないと、セキュリティ専門家はくぎを刺す。

ITmedia マーケティング新着記事

news158.jpg

「リベンジ消費」は限定的、コロナ禍以前の状態に完全に戻ると考える人はわずか25%――野村総合研究所調査
コロナ禍が収束した場合の生活者の消費価値観や生活行動はどうなるのか。野村総合研究所...

news176.jpg

Teslaが成長率1位、LVMHグループ5ブランドがランクイン 「Best Global Brands 2021」
毎年恒例の世界のブランド価値評価ランキング。首位のAppleから10位のDisneyまでは前年と...

news056.jpg

「巣ごもり消費」で選ばれるブランドになる「シャンパンタワー型コミュニケーション戦略」のすすめ
「巣ごもり消費」はPRをどう変えたのか。コロナ禍における需要喚起に有効なB2C向けの統合...