2011年06月28日 09時00分 公開
特集/連載

企業の4割、スマートフォンの紛失・盗難を経験各ユーザーのセキュリティ意識の甘さが露呈に

モバイル端末のセキュリティポリシーを定めている企業が多いにもかかわらず、課題が絶えないのはなぜか。米McAfeeらが調査した企業のモバイル端末利用実態から、その原因が見えてきた。

[Robert Westervelt,TechTarget]

 企業のIT管理者には目下、「複数のスマートフォンプラットフォームへの対応」「効果の少ないセキュリティポリシー」「社内のネットワークには1つの端末からアクセスしたいというエンドユーザーの要望の高まり」などの課題が山積みだ。そうしたIT管理者にとって、スマートフォンの紛失・盗難は大きなセキュリティ脅威となっている。

 米McAfeeが米カーネギーメロン大学の研究者らと共同でまとめた最新のスマートフォンセキュリティ調査報告によると、全体の4割の企業がモバイル端末の紛失あるいは盗難を経験していた。さらに、紛失や盗難にあった端末の半数には重要な業務データが保存されていたという。このリポートでは、英調査会社Vanson Bourneの協力の下、世界14カ国の1500人を対象に実施された調査の結果が概略されている(※関連記事:企業のモバイル依存が高まる――McAfeeが実態調査:ITmedia エンタープライズ)。

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モバイル端末用のセキュリティ製品、導入率が高いのは? (TechTargetジャパン「企業のモバイル端末活用とセキュリティ課題に関するアンケート調査」リポート)

専門家に聞く、スマートフォンの主なセキュリティリスクと対策


 同調査では、モバイル端末の紛失を経験した企業の3分の1以上が金銭的な影響を被っていることが明らかになった。モバイル端末を紛失するリスクは、モバイルプラットフォームを狙ったマルウェアの脅威よりも深刻であるようだ。モバイルプラットフォームを狙った攻撃の増加が以前から予想されているにもかかわらず、これまでのところ、そうした攻撃はごくわずかだ。「セキュリティを無視した危険な行為やセキュリティ意識の低さが目立つ。そうしたことがモバイル端末を狙ったマルウェアよりも大きな脅威を投げ掛けている」とカーネギーメロン大学の研究者は指摘している。

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