市場シェア的に攻撃対象としての魅力が低かったApple製品だが、iOSはその限りではない。Apple製品の脆弱性も増加傾向にある中、従来の方法だけでiPhoneやiPadはセキュアでいられるのだろうか?
米Appleは長年、マルウェアとは無縁のセキュアな製品の提供で定評があった。しかしそうした評判が過去のものになりつつあるにもかかわらず、IT専門家にとってセキュリティ製品の選択肢はほとんどない。
iPhoneとiPadの人気が高まり、特にビジネスユーザーに人気が出たことで、iOSは攻撃の標的としての魅力が増したとIT専門家やコンサルタントは指摘する。iOS向けのセキュリティアプリが不足する一方、Mac OS XとiOSの脆弱性の件数は徐々に増えていることが、最近の調査で明らかになった。
カナダの大手業界団体でITディレクターを務めるジェフ・ル・ケレネック氏は「遅かれ早かれアウトブレークが起きる」と予想する。
Apple製品向けソリューションを手掛ける米Tekserveのケビン・ハートCEOも、iOSのセキュリティが攻撃されるのは「避けられない」との見方で一致する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
アドビが「10種類のAIエージェント」を発表 顧客体験はどう変わる?
アドビの年次イベント「Adobe Summit 2025」が開催された。初日の基調講演では、アドビの...
「ブランドは叩かれて強くなる」 ジャガーのCMOが語った炎上の乗り越え方
SXSWで開催された「Female Quotient」のイベントにおいて、Jaguar Land Roverの米国CMOは...
生成AI検索は売り上げにプラス? マイナス? 企業に求められる戦略転換
生成AIが主流になるこれからの検索で企業にはどのような姿勢が求められるのでしょうか。