AppleのiOSが攻撃されるのは時間の問題──IT専門家Apple製品の脆弱性は増加中

市場シェア的に攻撃対象としての魅力が低かったApple製品だが、iOSはその限りではない。Apple製品の脆弱性も増加傾向にある中、従来の方法だけでiPhoneやiPadはセキュアでいられるのだろうか?

2012年03月02日 18時30分 公開
[Colin Steele,TechTarget]

 米Appleは長年、マルウェアとは無縁のセキュアな製品の提供で定評があった。しかしそうした評判が過去のものになりつつあるにもかかわらず、IT専門家にとってセキュリティ製品の選択肢はほとんどない。

 iPhoneiPadの人気が高まり、特にビジネスユーザーに人気が出たことで、iOSは攻撃の標的としての魅力が増したとIT専門家やコンサルタントは指摘する。iOS向けのセキュリティアプリが不足する一方、Mac OS XとiOSの脆弱性の件数は徐々に増えていることが、最近の調査で明らかになった。

 カナダの大手業界団体でITディレクターを務めるジェフ・ル・ケレネック氏は「遅かれ早かれアウトブレークが起きる」と予想する。

 Apple製品向けソリューションを手掛ける米Tekserveのケビン・ハートCEOも、iOSのセキュリティが攻撃されるのは「避けられない」との見方で一致する。

iOSのセキュリティに関する誤った認識

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news006.jpg

「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...

news202.jpg

ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。

news071.jpg

「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...