今回うわさになっているWindows 8の変更は、現行のスタート画面に疑問を抱く多くのユーザーをなだめるものになりそうだ。
Windows 8の次期メジャーアップデート「Windows 8.1」(コード名:Windows Blue)をめぐるうわさが渦巻いている。現在、さまざまな報道で取り上げられているのが、タイル型スタート画面を飛ばして、従来のデスクトップモードで起動できる「ブート・ツー・デスクトップ」オプションがWindows 8.1に追加されるとのうわさだ。
2013年4月上旬から「Winbeta」や「My Digital Life」などのコミュニティーに、Windows 8.1早期ビルドの“CanSuppressStartScreen”オプションに関する投稿が相次いでいる。うわさの信ぴょう性を高めたのが、 米The Verge、米ZDNetの確認記事だった。いずれも、米Microsoftが実際にそれらのオプションをテスト中であると報じた。前者の記事によると、「ブート・ツー・デスクトップ」機能はデフォルトでは無効になるもよう。
Microsoftは、この件に関する米TechTargetの問い合わせに対してコメントを拒否した。MicrosoftはWindows 8のデスクトップモードと新しいスタート画面の分離について明らかにしない方針だが、今回うわさになっている変更は現行のセットアップに疑問を投げ掛ける多くのユーザーをなだめるものになりそうだ。
また、今回の変更の背景にあるもう1つの事情は、恐らく従来型PCの販売不振があるものと思われる。事実、直近のIDC四半期リポートでは、「Windows 8がPC市場全体の成長を損ねている」とさえ指摘されている。
Microsoftは2013年6月に開催される開発者向けの年次カンファレンス、「Build 2013」でWindows Blueの詳細を明らかにする予定だ。
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