数年でパスワードのない世界に――PayPal幹部が認証変革パスワードは「インターネットの発展を阻害」

ID/パスワードは認証手段として機能していないどころか、インターネットの発展を阻害しているのではないか――。こうした考えの下、ID/パスワードの一掃に乗り出した非営利団体がある。

2013年06月10日 08時00分 公開
[Gina Narcisi,TechTarget]

 多くのユーザーは、クライアントPCやモバイル端末の画面に「ユーザー名」「パスワード」という言葉が現れると、思わず身構える。大文字/小文字を取り混ぜたアルファベットと数字を組み合わせたパスワードや、PIN(暗証番号)をさまざまなアカウントごとに思い出すのは、多くの人にとって容易ではない。一方、指紋のような固有の識別子を使って本人認証ができるとしたら、どうだろうか。

 米PayPalの最高情報セキュリティ責任者(CISO)で、公認情報セキュリティマネジャー(CISM)とセキュリティプロフェッショナル認定(CISSP)の資格を持つマイケル・バレット氏は、2013年5月上旬に米国ラスベガスで開催された「Interop」の基調講演で、よく使われる弱いパスワードを多数紹介した。

 パスワードがない世界は想像し難いかもしれないが、インターネットはこうした方向に向かっていると同氏は述べる。「パスワードは面倒であり、ユーザーや企業、組織、エコシステムにとってうまく機能していない」と、バレット氏は語る。

ITmedia マーケティング新着記事

news035.jpg

低迷するナイキやアディダスを猛追する「HOKA」の “破壊的”ブランディングとは?
ランナーの間で好感度が低迷しているNikeに対し、ディスラプター(破壊的企業)として取...

news051.jpg

新紙幣の発行、3社に1社が日本経済に「プラスの影響」と回答――帝国データバンク調査
20年ぶりの新紙幣発行は日本経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか。帝国データバン...

news196.png

WPPとIBMが生成AIを活用したB2Bマーケティング領域で連携
IBMのビジネス向けAIおよびデータプラットフォームである「watsonx」の機能を「WPP Open...