クラウド版“パケ死”に注意 うっかりミスで高額請求リソースも料金も“スケールアウト”

携帯電話のパケット通信で予期せぬ高額料金が請求される“パケ死”と同様の状況が、クラウドでも現実化しつつある。思い込みや単純ミスが、クラウドの料金を知らぬ間に押し上げる。

2013年09月05日 08時00分 公開
[Beth Pariseau,TechTarget]

 クラウドプロビジョニング(リソース確保/割り当て)が容易で、料金体系も利用度に柔軟に対応している。ただし、インスタンス(実行する仮想マシン)の料金表に含まれないコストが発生する場合があるので、ワークロード(アプリケーションの実行や利用に必要な処理要素)をクラウドで展開する前に確認が必要だ。

 クラウドを運用する際、インスタンスの初期設定以外に、ストレージやネットワーク、負荷分散、セキュリティ、冗長性、バックアップ、アプリケーション/サービス、OSのライセンスなどに費用が掛かる。一部のクラウドコスト、具体的には、リソース競合防止やストレージ容量、帯域幅、冗長性の確保のために必要なコストが驚くほど高額になることがある。

インスタンスのパフォーマンスとプロビジョニングのコスト

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news163.png

10分でできるデジタル広告最適化 2500億通りのパターンを分析
ノバセルは、デジタルマーケティング領域の新ツール「ノバセル アナリティクス for デジ...

news159.jpg

「怒り・恐怖」でクリックを生まない“ポジティブなSNS”は本当に作れるか BuzzFeedが挑戦
BuzzFeedが脱「SNARF」のポジティブなSNSを立ち上げる。狙いは何か。

news133.png

「逆Z世代」の実態 Z世代のタイパ意識は意外と高くない?
自分はZ世代ではないと考える「逆Z世代」が増加している。大広とD’Zlab.が共同で実施し...