気象情報など外部データと自社データを統合分析できるマーケター向けツールNEWS

ウイングアーク1stは、マーケティング担当者向けクラウドBIダッシュボードサービス「MotionBoard Cloud for DMP」を6月2日に提供開始する。自社データを気象情報や人口統計情報などの外部データと統合して分析することができる。

2014年06月02日 21時40分 公開
[織茂洋介,TechTargetジャパン]

 企業がマーケティング活動の最適化とROIの最大化を図るために構築したデータ集約基盤である「プライベートDMP(データマネジメントプラットフォーム)」。「MotionBoard Cloud for DMP」は、このプライベートDMPを運用し、各種マーケティングデータを一元的に管理できる環境を構築している企業のマーケティング担当者向けのツールだ。インターネット広告や各種メディアでの宣伝広告活動、顧客優良化のためのキャンペーン施策効果などを、表現力豊かなマーケティングダッシュボードに可視化する機能を持つ。これを使うことで、マーケティング担当者がコンサルタントや社内IT部門に依存することなく、自らデータを集計・分析することができるという。

 MotionBoard Cloud for DMPでは、システム構築不要ですぐに必要な期間だけ利用できるというクラウドサービスならではのメリットに加え、「現在の天候」「天気予報」などの気象情報(ウェザーニュース提供)、「人口統計データ」「世帯統計データ」「消費支出データ」などの人口統計情報(JPS提供)、ドラッグストア600万人および食品スーパー250万人分のデータから集計した消費者パネル調査情報(カスタマー・コミュニケーションズ提供)など、各社が提供する外部データを組み込んだ分析が可能だ。こうした外部データを読み込んだダッシュボードに自社のマーケティング活動データや販売関連データを重ね合わせて分析することで、自社内のデータを分析するだけでは見つからなかった新たな発見が期待できる。

 また、同サービスではプライベートDMPに加え、クラウドおよびオンプレミス環境のデータ、クライアントPCの「Microsoft Excel」ファイルやCSVファイルデータをダッシュボードに取り込むことが可能。分析対象データが分散されている環境でも、容易にデータを統合した分析が行える。さらに、マーケティング活動に有益なさまざまな情報コンテンツをオプションサービスとして順次提供していく予定だ。利用料金は月額10万円(10ユーザー/税別)から。

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