正規のアプリケーションを舞台とした脅威の広がりは、とどまるところを知らない。主に海外を中心に発生した2種の攻撃と、その対処法を解説する。
第3回「更新ファイルだと思ったらマルウェア――『GOM Player事件』の脅威と対策」では、動画再生ソフトウェアである「GOM Player」が、標的型のマルウェアを特定企業に送り込むための「ドロッパー」として利用された例を取り上げました。アプリケーションのアップデートプロセスに潜む脅威と、セキュリティ製品でできる対策を分析しました。
今回は、主に海外で話題になった、正規アプリケーションを舞台とした攻撃の事例を紹介します。今回登場するのは、正規のリモートアクセスツールと、米Googleの正規アプリケーションストアでダウンロードできる音楽プレーヤーを悪用した攻撃です。
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