いまさら聞けない次世代の暗号化技術「SHA-3」の基礎と、移行のリミットSHA-2への移行も急務だが……

SSL暗号化通信のハッシュアルゴリズムは2016年1月までに「SHA-2」へ移行することが要望されている。そのさなか、2015年8月に新たな暗号化技術「SHA-3」が公表された。SHA-1/SHA-2との違い、企業が取るべき準備について紹介したい。

2015年11月13日 15時00分 公開
[Michael CobbTechTarget]
セキュリティ対策 セキュアハッシュアルゴリズム「SHA-1」から「SHA-2」への移行期限が迫っている《クリックで拡大》

 米国立標準技術研究所(NIST)は、「セキュアハッシュアルゴリズム‐3(SHA-3)」標準の最終版を2015年の8月に発行して公表した。同研究所によれば、SHA-3は「電子情報の整合性を保護するための次世代ツール」だという。

 だが、本当なのだろうか。

 本稿ではSHA-3を紹介する。「SHA-1」および「SHA-2」との違いや、SHA-3で追加されるセキュリティ、SHA-3に対して企業が取るべき方針を解説する。

SHA-3の必要性について

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...