多くのコンシューマーが、銀行や保険会社に対してより進んだテクノロジーの導入を求めている。それができないなら、FacebookやGoogleでもよいと考えているという。
ヨーロッパのコンシューマーの5分の1は、FacebookやGoogleなどのハイテク企業が保険業や銀行業に進出するならば、顧客となってもいいと考えている。7000人のコンシューマーを対象とした調査から、こんな意向が明らかになった。
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この調査は日本の富士通が実施したもので、「現在取引している銀行や保険会社が最新のテクノロジーを導入するつもりがないのなら、ハイテク企業の新サービスに移行してもいい」と考える回答者が37%に上ることも分かった。
リテールバンキング(個人を対象とする銀行業務)は、テクノロジーの登場によって転換点に直面している。支払い処理は、銀行の利用方法がテクノロジーによって変わったことを示している顕著な例だ。
この調査で、現金による支払い処理を継続するという回答は44%にとどまり、残りの回答者は新しい方法を試すことを望んでいることが判明した。32%はモバイル端末からの支払い、22%はウェアラブル端末からの支払い、20%はビットコインなどの仮想通貨による支払いを希望していた。
富士通でヨーロッパ、中東、インド、アフリカの各地域を統括する部門を担当するバイスプレジデント、フランソワ・フルシオー氏は「現在のコンシューマーは、テクノロジーによって取引がより簡単になるなら、そちらを選択する」と説明する。
富士通による今回の調査により、ヨーロッパ全体で最も使われるチャネルはオンラインバンキングであることが分かった。回答者の4分の3が、少なくとも週に1回はこの方法を利用している。
ただし、他のチャネルも根強く支持されているという結果も出ている。
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