MicrosoftのCEOナデラ氏は、SharePointに関する戦略を発表した。しかし、まだまだ純粋なクラウドサービス企業に対して後れを取っているという印象を拭えない。
Microsoftは生産性とビジネスプロセスの再発明を目指していると、CEOのサトヤ・ナデラ氏は語った。同氏は「SharePoint」と「OneDrive」の統合を発表し、これによって安全なデータアクセスが可能になるという。
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Microsoftの公式ブログに投稿された動画で、ナデラ氏は次のように語っている。「私は組織で働く人を世界各地に訪ね、その声に耳を傾けてきた。そしてデジタルデータを持て余している人が多いことがはっきりした。企業の人々は皆、必要な情報を探し、それに対して適切な処理を実行するところで苦労している」
「そこで当社は、SharePoint、OneDrive、『Office 365』サービス全体で、コラボレーション、インテリジェント、モバイル、信頼性の全ての改良を続け、生産性を高められるようにする」
「差し当たってSharePointとOneDriveを統合し、複数人による文書の共有と共同作成が容易になる機能を追加する。1つの文書が複数のバージョンに拡散する事態を減らし、編集の履歴が全て追跡できる、適切な文書管理を実現するのが目的だ」
同社はクラウドとオンプレミス環境の統合に伴い、オンプレミス版の「SharePoint Server」とクラウド版の「SharePoint Online」でコードを共有するという。
ただし、今回の発表で挙げられた製品の現状は、純粋なクラウドベースの競合である「Box」や「Dropbox」の後塵を拝している発展途上という印象を受ける。
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