MicrosoftのCEOナデラ氏は、SharePointに関する戦略を発表した。しかし、まだまだ純粋なクラウドサービス企業に対して後れを取っているという印象を拭えない。
Microsoftは生産性とビジネスプロセスの再発明を目指していると、CEOのサトヤ・ナデラ氏は語った。同氏は「SharePoint」と「OneDrive」の統合を発表し、これによって安全なデータアクセスが可能になるという。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 6月22日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
Microsoftの公式ブログに投稿された動画で、ナデラ氏は次のように語っている。「私は組織で働く人を世界各地に訪ね、その声に耳を傾けてきた。そしてデジタルデータを持て余している人が多いことがはっきりした。企業の人々は皆、必要な情報を探し、それに対して適切な処理を実行するところで苦労している」
「そこで当社は、SharePoint、OneDrive、『Office 365』サービス全体で、コラボレーション、インテリジェント、モバイル、信頼性の全ての改良を続け、生産性を高められるようにする」
「差し当たってSharePointとOneDriveを統合し、複数人による文書の共有と共同作成が容易になる機能を追加する。1つの文書が複数のバージョンに拡散する事態を減らし、編集の履歴が全て追跡できる、適切な文書管理を実現するのが目的だ」
同社はクラウドとオンプレミス環境の統合に伴い、オンプレミス版の「SharePoint Server」とクラウド版の「SharePoint Online」でコードを共有するという。
ただし、今回の発表で挙げられた製品の現状は、純粋なクラウドベースの競合である「Box」や「Dropbox」の後塵を拝している発展途上という印象を受ける。
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 6月8日号:ブロックチェーンのススメ
Computer Weekly日本語版 5月25日号:ビジネス化するランサムウェア
Computer Weekly日本語版 5月11日号:新トランジスタで蘇るムーアの法則
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
契約業務の効率化やコストの削減といった効果が期待できることから、多くの企業で「電子署名」の導入が進んでいる。一方で、訴訟問題へと発展した際に証拠として使えるのかといった疑問を抱き、導入を踏みとどまるケースもあるようだ。
半導体ベンダーBroadcomは仮想化ベンダーVMwareを買収してから、VMware製品の永久ライセンスを廃止した。その永久ライセンスを継続する非公認の方法とは。
システム基盤をオンプレミスで運用するか、データセンターやクラウドで運用するかは、業種によって大きく異なる。調査結果を基に、活用の実態を探るとともに、最適なクラウドサービスを考察する。
SaaSサービスが普及する一方、製品の多様化に伴い、さまざまな課題が発生している。特にベンダー側では、「商談につながるリードを獲得できない」という悩みを抱える企業が多いようだ。調査結果を基に、その実態と解決策を探る。
生成AIの活用が広がり、LLMやマルチモーダルAIの開発が進む中で、高性能なGPUの確保に問題を抱えている企業は少なくない。GPUのスペック不足を解消するためには、どうすればよいのか。有力な選択肢を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。