ホテル予約サイト「Trivago」は、Dropbox Businessを全社導入した。数あるコラボレーションツールの中からDropboxを選んだ理由は何か。全社展開をスムーズに完了した方法とは何か。
ホテル予約サイト「Trivago」は1300人分の「Dropbox Business」アカウントを展開し、全世界55カ国の市場で事業を推進している。
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Trivagoは規模拡大の一環として、ドイツのデュッセルドルフに2000人が勤務する本社キャンパスを新設した。その際、従業員全員が1つのチームとして常に最新情報を共有できる、コンテンツ制作のためのコラボレーションツールが必要になった。
Dropboxを選択する決め手となった要因は、「Office 365」との統合だった。
同社は従業員の協力により試験導入し、社内のニーズに最も適していると感じられる、クラウドベースのコラボレーションツールを選定した。Dropboxは事業拡大の上で重要な要因となり、Dropbox Businessは既に展開済みのOffice 365を補完する役割を果たすと判断された。
「われわれは、世界中の企業やコンシューマー(一般消費者)に向けたホテル検索サービス事業を展開することで急成長中のハイテク企業だと自負している。そんな当社の有能な社員に、最高のツールを提供したい」と、Trivagoで組織向けソリューション開発の責任者を務めているサイアン・ウィリアムズ氏は話す。
「DropboxとOffice 365はシームレスに連動する。この統合のおかげで展開はスムーズに進んだ。トライアルへの参加に積極的な従業員は多かったし、Dropboxを経由するファイルのアップロードや共有の回数は莫大(ばくだい)だったので、われわれの取り組みが従業員の心に響いたことはすぐに分かった」と同氏は振り返る。
同社が重視していた優先事項の中には、全社的な結束も含まれていた。「製品の導入初日、われわれは『Dropboxの日』というイベントを開催した。これが成功して、社内にブームを巻き起こすことができた」とウィリアムズ氏は語る。「Dropboxの使用は急速に拡大しており、Dropboxの学習およびベストプラクティス専用のSlackグループが作られた。これはチームワークを尊重する当社の価値観の表れだ」
効果的なコラボレーションツールの導入で、IT部門は大きな課題に直面することになる。
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