2020年07月21日 05時00分 公開
特集/連載

新型コロナ対策に「BI」などのデータ分析ツールはどのように役立つか医療のデータ分析が難しい理由【後編】

新型コロナウイルス感染症の終息を目指すさまざまな活動に、ビジネスインテリジェンス(BI)などのデータ分析ツールが役立つ可能性がある。SAS Instituteの取り組みを紹介する。

[Eric Avidon,TechTarget]

 「ビジネスインテリジェンス」(BI)ツールをはじめとするデータ分析ツールは、組織の運営状況の概要を可視化し、迅速かつ簡単にデータを共有し、理解を深め、さらなる分析を進められるようにする。医療機関が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最善の治療法を追求することを後押ししたり、ワクチン開発プロジェクトを促進したりするのにも役立つ可能性がある。

 「大半の病院が導入しているデータ分析ツールは、医療従事者向けではなく経理部門向けに開発されたものだ」とライアン・マガリー氏は話す。マガリー氏は医療機関Los Angeles County + USC Medical Center(以下、LAC+USC Medical Center)の緊急治療室(ER)に勤務する医師だ。経理部門だけのためにデータ分析ツールを運用するのではなく、別の有意義な方法でデータをシステムに取り込むことができれば「そのデータの適切な処理方法を考えられる人材に必要な情報を渡せるだろう」と同氏は語る。

 前編「コロナ禍で浮かび上がる『医療機関がデータを生かせない理由』」に続く後編となる本稿は、SAS Instituteが2020年6月16日にオンラインで実施した年次ユーザーカンファレンスの内容を基に、COVID-19問題の早期解決に向けてSASがどのような取り組みをしているかを紹介する。

画像 画像 SASの製品群を使用して科学的データを分析したダッシュボード《クリックで拡大》

データ分析が医療機関にもたらす意外な価値

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