TechTarget発 世界のITニュース
「Google Workspace」がプライバシー保護を強化へ ユーザー行動に基づく機能を一括停止可能に
Googleは「Google Workspace」のユーザー行動に基づく機能を一括で停止できるようにする。「Gmail」などの各種サービスが搭載する、機械学習ベースのユーザー補助機能が対象だ。
Googleは2020年11月16日(現地時間)、サブスクリプション形式のオフィススイート「Google Workspace」(旧「G Suite」、以下Workspace)のプライバシー保護につながる変更計画を発表した。ユーザーの行動内容に基づく機能(以下スマート機能)を一括で無効にする機能を提供する。今回の変更により、ユーザーはプライバシーを詳細に制御できるようになる。同社はしばしば、ユーザーデータの取り扱いについて批判を受けてきた。
機械学習エンジンそのものを無効化
今回の変更は、メールサービス「Gmail」に備わる文章候補の表示機能「スマート作成」「スマートリプライ」、メールの自動振り分け機能「タブ付き受信トレイ」などのスマート機能に影響する。音声アシスタント「Google Assistant」(Googleアシスタント)における請求期限のリマインダーや、オンライン地図「Google Map」(Googleマップ)のレストラン予約オプションなどの機能も無効化の対象だ。
Googleはこれまでも、各スマート機能を個別に停止する設定をオプションとして提供していた。今回の変更では、これらのスマート機能を動かす機械学習エンジンを無効にすることで、一度に全ての機能を停止できるようにした。これまで同社に対して、機械学習エンジンがユーザーの行動や習慣を追跡し、プライバシーを侵害していると不評の声が上がることがあった。
スマート機能について、Googleのプロダクトマネジャーであるマアリカ・マノハラン氏は「Workspaceの使用中にユーザーが時間を節約できるように設計した」と述べる。マノハラン氏はWorkspaceの各機能が「設計段階からセキュリティに配慮している」ことをユーザーに保証していると語り、今回の変更におけるプライバシー保護の側面を強調することは控えた。
TechTarget発 世界のITニュース
新製品・新サービスや調査結果、セキュリティインシデントなど、米国TechTargetが発信する世界のITニュースをタイムリーにお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のITニュース
新製品・新サービスや調査結果、セキュリティインシデントなど、米国TechTargetが発信する世界のITニュースをタイムリーにお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[株式会社ラクス] どうすれば「変革を楽しむ組織」になれるのか? 事例に学ぶ、未来への一歩 -
製品レビュー
[デル・テクノロジーズ株式会社] 変化するサイバー脅威に備える、これからのストレージの選び方 -
事例
[サイボウズ株式会社] 受注約1.5倍と年間2万3000時間超の業務時間を削減、日機装に学ぶDX実践術 -
製品レビュー
[サイボウズ株式会社] 人材不足にどう挑む? ものづくり太郎が語る、製造現場でのAI活用成功の鍵 -
市場調査・トレンド
[グーグル・クラウド・ジャパン合同会社] 金融機関はAIエージェント導入でどう変わる? 7つの変化から19の事例まで解説
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
RAGで「データをAIに送る」運用が限界を迎えている理由
-
2
Microsoft 365侵害企業の9割はMFA導入済み 1002人調査で見えた盲点
-
3
「Copilot」がIT予算を食いつぶす? 高額請求を招く課金体系と節約術
-
4
PHPはそもそも必要か? 脆弱性で問われる自社サイト安全性と保守負担のバランス
-
5
通話録音の個人情報を自動で無音化 専用端末を無償貸与
-
6
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
7
なぜストレージ不足は長引くのか? 77%が「12〜18カ月続く」と予測
-
8
ハイパーコンバージドインフラ徹底比較、「SimpliVity」「Nutanix」はどう違う?
-
9
Googleの業務向けAIエージェント「Gemini Agent」が登場 しかし課題は山積み
-
10
【基本情報技術者試験】データ消失リスクを防ぐ3つの「バックアップ手法」を比較
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
2
本当に使える「会議翻訳ツール」を見極める4つの選定基準
-
3
有識者が語る、中堅中小企業に求められる最新のサイバーセキュリティ対策とは
-
4
10G回線の真価をフルに享受するには? 導入前にチェックしたいポイント
-
5
パスワードレスへの移行で失敗しないためには? 導入・運用上の注意点を解説
-
6
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
7
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
-
8
自社のセキュリティ対策は大丈夫? 自己診断リストで対策の優先順位が分かる
-
9
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
10
「テスト内製化&自動化」事例集:ディー・エヌ・エーなど9社に学ぶ実践のコツ
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー