Clumioはデータ保護サービス「Clumio SecureVault」の軽量版を提供開始する。Amazon EC2やAmazon EBSで利用できる。「エアギャップ」を使ったデータ保護ができるという同サービスには、どのような特徴があるのか。
バックアップサービスベンダーのClumioは、クラウドサービス群「Amazon Web Services」(AWS)向けのデータ保護サービス「Clumio SecureVault Lite」(SecureVault Lite)を、2022年8月に提供開始する。同サービスは「Clumio SecureVault」(SecureVault)の軽量版。機能は限定されるが、より低価格での利用が可能となる。
SecureVault Liteは、AWSの仮想マシンサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)とブロックストレージサービス「Amazon Elastic Block Store」(Amazon EBS)向けのデータ保護サービスだ。ユーザー企業はこのサービスを利用し、データを本番環境から隔離する「エアギャップ」を取り入れたバックアップができる。これによりランサムウェア(身代金要求型マルウェア)からのデータ保護がしやすくなる。
SecureVault Liteの利用料金はバックアップが1GB当たり月額0.035ドルとなっており、SecureVaultの利用料金である1GB当たり月額0.05ドルより安い。データのリストア(復旧)は、SecureVault Liteは1GB当たり0.04ドル。SecureVaultは前述の利用料金にリストアが含まれる。
機能面でSecureVault LiteとSecureVaultを比較すると、リストア機能に違いがある。SecureVault LiteはSecureVaultが提供するリストア機能の一部のみ利用可能となっている。具体的には、
がSecureVault Liteには含まれていない。一方、データの最低保存期間はSecureVaultが1日であるのに対し、SecureVault Liteは30日となっている。
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