「テープ」はなぜ復活できたのか? その歩みを振り返るテープの復興【第1回】

一時は「死んだ」と言われたテープは、復活の時を迎えた。テープが古くからあるストレージであることは確かだが、止まることなく進歩を続けてきたことも事実だ。

2022年09月30日 05時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]

関連キーワード

LTO | ストレージ


 2010年前後に、ITベンダーや専門家は「テープは死んだ」と語っていた。10年以上がたち、もはやその言説を受け入れることはできない。テープはルネサンス(再生や復活を意味する)の時を迎えた。

テープの歩みと復活劇

 テープの歩みの長さは、コンピュータの歴史に匹敵する。数十年にわたって、データ用のストレージとしてテープが進歩をやめることはなかった。

 業界団体「LTO Program Technology Provider Companies」(TPCs)が、新たなテープ規格として「LTO」(リニアテープオープン)を公開したのは2000年のことだった。この規格がテープを復活へと導いたと言ってもいい。

 LTOの第1世代「LTO-1」は、容量が非圧縮時で100GB、圧縮時で200GBに過ぎなかった。2020年に、TPCsはLTOの9世代目となる「LTO-9」の仕様を公開した。その容量は非圧縮で18TB、圧縮時で45TBになった。

 同様に、LTO-9のデータ転送速度は圧縮時で最大1000Mbps、非圧縮時で最大400Mbpsに進化した。LTO-1のデータ転送速度は非圧縮時で最大20Mbps、圧縮時で最大40Mbpsだったことを考えると、20年間で大きな進歩を見せたと言える。

 こうしたテープの進歩は、HDDやSSDの進歩に比べて、決して劣るものではない。「テープは死んだ」という主張は、誇張だったと言うしかない。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news106.jpg

GartnerのCMO調査の結果が示唆する低予算時代のマーケターが生きる道
Gartnerが欧米のマーケティング意思決定者395人を対象に実施したCMO支出調査の結果です。

news011.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2024年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news186.jpg

Webマーケティングの調査分析ツール「Keywordmap」の記事本文自動作成が「GPT-4o」に対応
集客戦略やサービス改善のための調査分析ツール「Keywordmap」の記事本文自動生成がOpenA...