エンドポイントセキュリティを強化するためには、まずその基本を理解する必要がある。定義から主な施策、取り組みの重要性までが分かるエンドポイントセキュリティの基本を紹介する。
PCやスマートフォンといったエンドポイント(ネットワークの末端に接続するデバイス)を保護する「エンドポイントセキュリティ」は、全ての組織にとって欠かせない取り組みだ。従業員はエンドポイントを使ってネットワークにアクセスし、業務アプリケーションを利用したり、データを共有したりする。攻撃者はそのエンドポイントを積極的に狙っている。
エンドポイントセキュリティを強化するに当たり、まず知っておくべき基本とは何か。エンドポイントセキュリティの定義や保護対象、主な施策、なぜ強化が求められているのかなど、エンドポイントセキュリティを“ゼロ“から学ぶための基本をまとめた。
エンドポイントセキュリティとは、組織のネットワークにアクセスするエンドポイントを不正アクセスやランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃などから守るための技術や対策を指す。
エンドポイントセキュリティの主な保護対象には以下がある。
組織はエンドポイントセキュリティに当たり、セキュリティポリシーを定め、複数の施策に取り組む必要がある。主に以下が考えられる。
テレワークや、テレワークとオフィス出勤を組み合わせたハイブリッドワークの普及によって、エンドポイントを保護する重要性は増している。エンドポイントセキュリティの強化が求められる背景には、以下のリスクがある。
後編は、エンドポイントセキュリティのための主なツールや方法を紹介する。
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