Microsoftのアプリケーション仮想化ツール「App-V 5.0」の新機能具体的な発売時期は未定だが

Microsoftが2012年4月初めに発表したアプリケーション仮想化ツール「Application Virtualization(App-V)」の新機能を紹介する。仮想化されたアプリケーションでも物理マシンと同等の性能が得られるという。

2012年06月11日 09時00分 公開
[Bridget Botelho,TechTarget]

 米Microsoftは2012年4月初めに、アプリケーション仮想化ツール「Application Virtualization(App-V)」の新版を発表した。新版となるバージョン5.0では統合を強化し、仮想化されたアプリケーションでも、物理マシンにインストールした場合と同等のパフォーマンスが得られるようになった。また、ストレージ要件を軽減する新機能や、柔軟なWebベースの管理インタフェースも導入される。

 App-V 5.0は、現在β版テストの段階だ。App-VはアプリケーションをパッケージングしてOSから分離し、オンラインであるかどうかや端末の種類を問わずにアプリケーションを配布できるようにするツールで、Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)のコンポーネントの1つだ。

 米調査会社IDCのアナリスト、ブレット・ウォルドマン氏は「Microsoftは(App-V 5.0によって)アプリケーション仮想化を阻んでいた要素の幾つかを解消している」と話す。

 「App-V 5.0を使うと、アプリケーションはネイティブ(物理マシン)にインストールされているかのように動く。前バージョンと比べると、驚くこと請け合いだ」とウォルドマン氏は言う。

App-V 5.0の新機能

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...