App-Vパッケージアクセラレータによる仮想アプリの作り方「App-Vパッケージアクセラレータ」2つの使い方

アプリケーションのシーケンス処理プロセスを自動化する「App-Vパッケージアクセラレータ」を作成する場合の注意点を解説。

2011年07月27日 09時00分 公開
[Brien Posey,TechTarget]

 米MicrosoftのApp-V Sequencerツールを使って、アプリケーションをシーケンス処理して仮想化したことがある人は、シーケンス処理プロセスが通常、至って簡単なことを知っているはずだ。しかし、全てのアプリケーションでこうした仮想化がうまくいくとは限らない。

 例えば、App-V Sequencerでは、カスタムインストールパスをサポートしないアプリケーションや、インストールプロセスが複雑な、あるいは一般的でないアプリケーションのシーケンス処理は厄介だ。

 こうした扱いにくいアプリケーションのシーケンス処理をより迅速かつ簡単に行えるようにするため、MicrosoftはApp-V 4.6 SP1で「App-Vパッケージアクセラレータ」という新機能を導入した。この機能の基本的な考え方は、「特に厄介なアプリケーションのシーケンス処理方法を誰かが見つけたら、そのシーケンス処理プロセスを自動化するパッケージアクセラレータを作成できるようにする」というものだ。

 パッケージアクセラレータは、完全なインストールパッケージではないことを理解しておく必要がある。パッケージアクセラレータは基本的に、アプリケーションのシーケンス処理方法をApp-Vに指示する命令セットだ。また、特定のアプリケーションを他の組織も容易にパッケージできるように、パッケージアクセラレータを共有することもできる。Microsoft Office 2010やAdobe Readerといった製品に対応するパッケージアクセラレータが、TechNetなどさまざまなWebサイトで既にダウンロードできるようになっている。

App-Vパッケージアクセラレータを使用する際の注意点

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