2022年07月21日 08時15分 公開
特集/連載

ヴイエムウェアはCAやシマンテックの二の舞? ブロードコム買収と破壊の歴史Broadcomによる買収がVMwareに及ぼす影響【第2回】

VMwareの買収を発表したBroadcomは、過去にCA TechnologiesやSymantecなどのベンダーを買収し、買収先の一部の事業を売却している。Broadcomが買収先の企業で実施した事業転換を振り返る。

[Ed Scannell,TechTarget]

 半導体ベンダーBroadcom(ブロードコム)は2023年に、仮想化ベンダーVMware(ヴイエムウェア)の買収を完了させる計画だ。VMwareの従業員やユーザー企業の一部は、この買収がVMwareの製品やサービスに及ぼす影響を懸念している。この懸念の背景には、Broadcomが過去に買収したベンダーで進めた“ある行為”がある。

Broadcomの事業買収と売却の歴史

 Broadcomは2018年11月に、ITインフラ管理ソフトウェアベンダーのCA Technologies(CA)を買収した。買収完了のわずか数日後に、引き継いだCAの従業員の300人をレイオフ(一時解雇)。さらにCAの全従業員4800人のうち2000人をレイオフする計画を発表した。

 CA買収の数カ月後には、アプリケーションのセキュリティテストを実行するCAのSaaS(Software as a Service)「Veracode」事業を売却した。一方で収益性の高いCAのメインフレームソフトウェア事業は、他の事業と比較して大きな変更を加えることなく残した。新設したメインフレーム部門とエンタープライズソフトウェア部門の運営は、Broadcomに残ったCAの上層部が担当した。

 Broadcomは2019年11月に、セキュリティソフトウェアベンダーSymantec(シマンテック)のエンタープライズソフトウェア事業を買収した。その際もBroadcomは、買収完了後半年もたたない2020年4月に、Symantecのサイバーセキュリティサービス事業をコンサルティング会社Accentureに売却。一方で収益性が高いSymantecのセキュリティソフトウェア製品事業は維持している。2020年5月にはSymantecのエンタープライズコンサルティングチームをシステムインテグレーターHCL Technologiesに売却した。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news088.jpg

Amazon最強伝説を検証する
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...

news041.jpg

TwitterとShopifyが提携 米国のマーケターが熱視線を送る“ソーシャルコマース”とは?
TwitterはShopifyとの提携により、米国においてEC機能を拡張する。

news103.jpg

脱Cookie時代にデジタル広告が取り戻すべきものとは?
インターネット黎明期からデジタル広告の市場創造に携わってきた著者が今、気象データの...