教育ITニュースフラッシュ
学生が「Docker」で学内システム開発 東京工科大学が実践
タブレット活用で「アダプティブラーニング」を推進する学習塾の取り組みから、学研グループが提供する幼稚園/保育園向けAndroidタブレットの新製品まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。個別指導にタブレットを活用し、塾生1人ひとりに合った指導の実現を目指す学習塾運営のメイツの取り組みから、学研グループが新たに販売する幼稚園/保育園向けAndroidタブレットの新製品まで、さまざまなニュースがありました。
東京工科大学が「Docker」をシステム基盤に利用 学生が開発・運用
2015年1月、コンテナ型仮想化技術「Docker」を使った学内システム基盤を運用開始した。主に学生の学習・研究向けの教育系システム基盤として利用する。開発や運用は、同大学コンピュータサイエンス学部の学生が担当。同大学では教育系システム基盤を学生自ら構築する取り組みを進めており、今回のDocker導入もその一環だ。Dockerは、ハイパーバイザーを核とした従来の仮想化技術と比べて、少ないリソースでアプリケーションを実行できるなどの利点がある。同大学では、プログラミング実習などの用途ごとにアプリケーションの実行環境をまとめた「Dockerイメージ」を複数用意し、学生が手軽かつ容易に利用できるようにする考えだ。同大学は学務系システム基盤をパブリッククラウドへ全面移行する一方、教育系システム基盤は学内運用を継続する方針を掲げている(発表:東京工科大学<2015年1月22日>)。
学習塾「メイツ」がタブレット活用を本格化 「アダプティブラーニング」も採用
小中学生対象の学習塾「進学塾メイツ」を運営するメイツ(東京都新宿区)は2015年の新学期から、タブレット利用の個別指導を本格実施する。タブレットの活用で、塾生1人ひとりに合わせた学習を実現する「アダプティブラーニング」にも取り組む。塾生がタブレットに入力した問題の解答をデータベースに集約し、塾生の学習状況や理解度を自動的に分析するシステムを構築。塾生がつまずいている箇所を可視化したり、理解度に合った難易度の問題を出題しやすくする。システム化を進めることで、講師ごとの指導力の差を縮める効果も見込む(発表:メイツ<2015年1月20日>)。
国産MOOC「gacco」が10万会員突破、11カ月で大台に
NTTナレッジ・スクウェアとNTTドコモが共同運営する大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco」の登録会員数が、2015年1月15日に10万人を突破した。受講者募集を開始した2014年2月3日から11カ月で大台に乗せた形だ。提供を終了した13講座の平均受講者数は約1万人だった。gaccoで提供する講義を授業や講義の一環として活用する動きもあり、既に東京工科大学が慶應義塾大学の講義を、工学院大学附属高等学校が首都大学東京の講義を利用している実績がある(発表:NTTナレッジ・スクウェア、日本オープンオンライン教育推進協議会<2015年1月16日>)。
iPad活用の近畿大学附属高等学校、米AppleがIT活用の取り組みを評価
同校は2015年1月19日、模範的な学習環境構築の取り組みに対する米Appleの評価制度「Apple Distinguished Program」に認定されたことを明らかにした。Apple Distinguished Programは、Apple製端末の1人1台環境などにより、教育効果を生む学習環境を実現している学校や地域を認定する。認定期間は2014~2016年度。同校は2013年春に、全新入生を対象にiPadを1048台導入。現在は中学校課程の全生徒分を含む約3000台のiPadが稼働し、授業や学校生活に生かしている。今回の認定を機に、今後もiPad活用範囲の拡大や多様化を図る考えだ(発表:近畿大学附属高等学校<2015年1月19日>)。
幼稚園/保育園向けAndroidタブレット、学研教育みらいが販売
学研教育みらいが2015年2月に発売する「学研知育タブレット キッズボード」は、幼稚園/保育園での学習に役立つ教材を豊富に備えたタブレットだ。平仮名の見分けや足し算の仕方などが学習できる88種類のデジタル教材を用意。各教材はイラストを多用するなど、園児が学習に取り組みやすいよう配慮した。タブレットには、1メートルからの落下にも耐える堅牢さを持つカシオ計算機の企業向けタブレット「V-T500-J」を採用。OSはAndroid 4.0で、価格(税別)は11万8000円。一般向けには販売しない(発表:学研教育みらい<2015年1月20日>)。
クラブ活動特化型のコミュニケーションサービス、シカタが提供
Web/グラフィックデザインなどを手掛けるシカタは2015年1月15日、教育機関のクラブ活動でのコミュニケーションを効率化するサービス「Clubnote」を提供開始した。文字や絵を画面に自由に書き込んでメンバー間で共有できるホワイトボード機能を搭載。テニス部であれば画面にコートを自動表示するなど、所属するクラブ活動に合った練習メニューを立案しやすくした。その他、試合や練習のスケジュール管理機能、メンバー/関係者へのメール一斉送信機能も備える。利用は無料。1ユーザー当たり月額300円(税別)でデザインのカスタマイズも可能だ(発表:シカタ<2015年1月15日>)。
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