多くの企業は、データ駆動型の経営を行いたいと口をそろえていう。そこにたどり着くまでの道のりは決して平たんなものではないが、ある小売業者は、包括的なアプローチによってその目的を達成することに成功した。
米サンフランシスコに本社を置くthredUPはオンラインの古着販売業者だ。thredUPの商品マネジャーは、最近、同社の供給範囲における商品の動きを知りたいと考えた。商品の受取/査定/梱包/発送という流れにどれほど時間が必要なのかを個人的に調査したが、この調査を行うのに、より良い方法があった。
thredUPの財務/企画/分析部門の部長を務めるアル・ゴーライ氏は、商品マネジャーに、商品の動きはデータから全て追跡できることを伝えた。thredUPでは、商品に関する全ての情報を記録している。これには商品の入荷時から販売時までの情報が含まれる。データを追跡することで、thredUPは業務のあらゆる側面を詳しく調査できるようになった。このようなデータ駆動型の文化は現場作業者に受け入れられ始めている。
「従業員の業務に役立つデータの価値を伝えられれば、成功したも同然だ」(ゴーライ氏)
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