「運用自動化」のノウハウ、賢い使い方のヒント

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、運用&Tipsに関する運用&Tipsの記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

運用自動化とは メリットとデメリットを解説

 運用自動化とは、システムの運用管理作業を、ツールを用いて自動化することを指す。運用自動化では、IT担当者がこれまで手作業で実施してきた作業を自動化ツールが担う。運用自動化が可能な範囲は、単一のアクションから、個々のアクションを組み合わせた一連の作業までさまざまだ。最終的に運用自動化は、IT管理者の介入なしにシステムを運用する自律型システムの実現を目指す。(続きはページの末尾にあります)

運用自動化関連の運用&Tips

上司の“ねぎらい”は逆効果? 燃え尽き寸前エンジニアが明かす自衛策

優秀なエンジニアが突然休職する裏には「合理的な提案が通らない」という現場の絶望がある。過去2年以内に燃え尽き寸前まで追い込まれた400人の生々しい証言から、実践的な自衛策と体制崩壊を防ぐ防衛策を読み解く。

(2026/2/28)

情シスの「無駄作業」をゼロに ROIで選ぶ自動化すべき“21個の急所”

慢性的な人手不足にあえぐIT部門にとって、手作業に頼らざるを得ないタスクを残しておくことは死活問題だ。今すぐ自動化に着手すべき「21個のタスク」を、ROIに基づいた優先度別に紹介する。

(2026/2/13)

“40代以上はお断り”が招く技術の断絶 若手偏重で加速する「組織の空洞化」

「エンジニア不足」と叫びながら、経験豊富なベテランが「年齢フィルター」だけで弾かれている実態がある。企業がベテランを排除するコストと、生き残るシニアエンジニアの条件を読み解く。

(2026/2/10)

もはやIT部門に欠かせない「自動化ツール」 失敗しない選び方は?

自動化やオーケストレーションの導入を成功させる鍵の一つは、適切なツール選びにある。製品選定を誤ればメリットが薄れるどころか、業務全体に悪影響を及ぼす恐れもある。ツール選びのポイントとは。

(2025/7/10)

負担が減るはずの「自動化」を“業務の足かせ”にしないための実践方法

IT運用の効率化を目的に、定型作業の「自動化」や、複数の作業を連携させる「オーケストレーション」を取り入れる選択肢が広がっている。これら2つの手法を取り入れ、成功させるためのポイントとは。

(2025/7/3)

いまさら聞けない「自動化とオーケストレーション」の違いとメリット

ビジネスのスピードが増す現代、手作業中心のIT運用では変化に追い付けない。そこで必要になるのが「自動化」と「オーケストレーション」だ。それぞれの違いとメリットとは。

(2025/6/26)

「Now Platform」に勤務環境と業務効率を改善する“3機能”が追加

ServiceNowが「Now Platform」の3つの新機能を発表。電子化と自動化で従業員の働き方管理や組織の生産性向上を支援する。

(2022/12/26)

「NoOps」はクラウド移行だけで実現するのか?

「NoOps」によって運用チームの業務がなくなるわけではない。ではNoOpsで企業の運用業務はどう変わるのだろうか。クラウドサービスとの関係と併せて解説する。

(2021/7/2)

運用自動化を成功させるポイント

 システムの運用管理をする際は、さまざまな作業を大量に実施する必要がある。IT管理者はその各作業を手動で実行してもよい。IT管理者は日常の単純な作業をこなすだけではなく、事業部門の需要に迅速に応えなければならない。運用自動化によって日常業務を自動化することで、IT管理者は時間を確保しやすくなり、システムの改善や、新しい技術と製品のテストなど、ビジネスに付加価値をもたらす業務に専念できるようになる。

 自動化ツールは、一連の正確な作業を同じ手法で何度も実行できる。人の場合は、CLI(コマンドラインインタフェース)ツールの入力ミスやサーバの設定ミス、複雑な作業の重要なステップの見落としといった間違いをする恐れがある。運用自動化はこうしたミスの削減につながる。

運用自動化の注意点

 運用自動化により、システムの運用管理作業を迅速化できる。ある作業から次の作業へと移る際の人為的なミスを少なくしたり、セキュリティとガバナンスを強化したりできるといった長所もある。

 IT管理者は運用自動化を実施する際、エラーをなくすことを考えなければならない。運用自動化のエラーは、人手による作業のエラーよりもはるかに速く増殖する。ルールに基づいた動作を無限に繰り返せることは、運用自動化の長所でもあるが、それが有害になることもある。

 自動化対象のプロセスを設定する際に、エラーや設定ミスが生じると、自動化ツールはそのプロセスも正しいプロセスと捉えて、迅速かつ効率的に実行する。IT管理者が、あるシステムの一連の作業を自動化する際に、重要なステップを見落としたり、変数の設定を誤ったりすると、エラーの発見と修正、ロールバックがされるまで、自動化ツールはその作業を繰り返す。

 2010年の米国株式市場の瞬間的暴落は、世界中の取引にダメージを与えた。これはシステムの自動化アルゴリズムの欠陥によって引き起こされた。運用自動化をする際は、自動化対象のプロセスの精査が重要になる。運用自動化による効果ではなく、運用自動化自体が目標になってしまうことがないように、プロセスそのものを見直すことが必要だ。