「Microsoft Excel」は、Microsoftが提供する表計算ソフトウェアで、同社のオフィススイート「Microsoft Office」を構成する製品の一つだ。Excelを使えば、スプレッドシートのデータの書式設定や整理、計算が可能になる。(続きはページの末尾にあります)
「Excel 2021」で注目の新関数「XLOOKUP」は、従来の関数「VLOOKUP」のどのような欠点を克服しているのでしょうか。書式例とともに、そのメリットを解説します。
「Microsoft Excel」は広く普及しているが、「Googleスプレッドシート」や「ThinkFree Office」など、利用できるスプレッドシートアプリケーションは他にもある。
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ソフトウェアメーカー各社がAI機能を主力製品に取り入れている。「Microsoft Office」に関しても同様だ。そのことは、AIが私たちの働き方を変える注目すべき存在であることの証ともいえる。
レポート作成業務を担当すると、いつの間にか毎月の業務が増えている――「あれも調べて」という突発的な依頼に効率よく対応するには、「Microsoft Excel」の利用だけでは限界があります。
財務経理の現場で使われているExcelファイルは容易に「作成者自身でしか変更・保守できない」ファイルになってしまう。いわゆる「ブラックボックス化」だ。この問題を避けるにはどうすればいいのか?
「情報系システム」「CX」に関するTechTargetジャパンのブックレットのうち、2023年に新規会員の関心を集めたものは何だったのでしょうか。ランキングで紹介します。
「XMATCH」は「MATCH」の強化版として「Excel 2021」で登場しました。XMATCHとMATCHは、何が違うのでしょうか。XMATCHの強化点を比較表で確認します。
便利であるにもかかわらず、あまり知られていない「Microsoft Excel」の関数が「LARGE」だ。「MAX」「MIN」といった類似関数とLARGEは何が違うのか。LARGEの便利な使い方とは。
Excelの画面には升目が並んでおり、行と列に編成されている。この一つ一つの升目を「セル」と呼び、エンドユーザーはこのセルにデータを配置する。書式設定した複数のセルを使用することで、データの整理や操作を実行できる。
Microsoftの「Windows」やAppleの「macOS」「iOS」、Googleの「Android」などのOSで、Excelを実行可能だ。Microsoft Officeのパッケージ版やサブスクリプション版の「Office 365」を購入すると、Excelが利用できるようになる。ExcelはMicrosoft Officeを構成する他のアプリケーションとの連携機能を搭載している。
Excelはビジネスインテリジェンス(BI)や人事管理、業務管理、実績報告などに使用できる。エンドユーザーはグラフ作成機能やピボットテーブル、数式を使ってスプレッドシートのデータを整理することが可能だ。Microsoftが提供する「Visual Basic for Applications」というプログラミング言語も利用できる。
Microsoftが1982年に発売した「Microsoft Multiplan」が、Excelの前身だ。当時、競合の表計算ソフトウェアは幾つかあり、Lotus Developmentの「Lotus 1-2-3」はその一つだった。Lotus 1-2-3はセル名とマクロをいち早く導入した表計算ソフトウェアだ。Multiplanはグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を採用し、エンドユーザーがマウスを使ってポイントやクリックをできるようにして、データの操作や処理、表示を容易にしたことが大きな特徴だった。
Microsoftは1985年、macOS向けにExcelの初版を発売した。当初、MicrosoftのOS「MS-DOS」(Microsoft Disk Operating System)のエンドユーザー間では、Lotus 1-2-3が人気を博していた。
1987年に、MicrosoftはExcelのバージョン2.0を発売した。この新しいバージョンは、Windowsでも利用できるようになり、Lotus 1-2-3をはじめとしたその他の表計算ソフトウェアよりも販売数を伸ばし始めた。1994年発売のExcelバージョン5.0で、Visual Basic for Applicationsのマクロが利用できるようになり、繰り返し実行する作業を自動化することが可能になった。
Excelは今や、広く普及しているビジネスアプリケーションの一つとなった。「Microsoft Word」「Microsoft Outlook」「Microsoft PowerPoint」といった他のOfficeアプリケーションと組み合わせて使用されることもある。Microsoftは定期的に、Excelの新機能を更新している。
さまざまな企業がExcelを利用している。ただし他の表計算ソフトウェアも人気を集めているため、競争は過熱している。Googleの「Google スプレッドシート」は、Excelの競合製品の一つだ。