トライピークス、組み込みLinux搭載製品の起動時間短縮ソリューションの最新版NEWS

発売後初のメジャーバージョンアップとなる「TP InstantBoot Version2.0」を発売。スナップショットイメージ圧縮や高速シリアル転送、デバッグツールによるシステムイメージ採取・復元などをサポートした

2008年04月11日 17時08分 公開
[TechTargetジャパン]

 トライピークスは4月10日、組み込みLinux搭載製品の起動時間短縮ソリューション「TP InstantBoot」の最新版「TP InstantBoot Version2.0」を発売した。

 TP InstantBootは、Linuxカーネルやアプリケーションに修正をほとんど加えることなく、システムのメモリ状態やCPUのレジスタ状態をシステムイメージとして採取し、ユーティリティで圧縮変換してフラッシュROMなどのストレージデバイスにスナップショットイメージとして保存するもの。機器の電源投入時に保存したスナップショットイメージからシステムを復元することで、Linuxカーネルやアプリケーションのロードおよび初期化時間を短縮し、システム全体の起動時間を短縮する。

 最新版は、TP InstantBoot 1.0が2006年5月に発表されて以来の初のメジャーバージョンアップとなる。新機能として、スナップショットイメージ圧縮をサポートしたことにより、スナップショットイメージのサイズを従来比で約30%削減したという。また、システムイメージ採取時のシリアル転送の符号化アルゴリズムを見直し高速化したことで、採取にかかる時間を従来比で約3分の1に低減。このほか、ハードウェアデバッグツール「JTAG-ICE」によるシステムイメージ採取および復元もサポートしている。

関連ホワイトペーパー

組み込み | 運用管理 | オープンソース


ITmedia マーケティング新着記事

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...

news018.jpg

Cookie廃止で広告主とデータプロバイダ、媒体社にこれから起きることとその対策
連載の最後に、サードパーティーCookie廃止が広告主と媒体社それぞれに与える影響と今後...

news100.jpg

メタバース生活者定点調査2023 メタバース利用経験は横ばいでも認知は向上
博報堂DYホールディングスによる「メタバース生活者定点調査2023」の結果です。メタバー...