インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月28日、NTTドコモのFOMA網(3G/HSDPA/HSUPA)に対応した業務用PDA「PIT(ピット)」を発表した。同社の高速モバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス」の1つとして、3月より提供開始される。
接続速度は、IIJモバイルサービス/タイプD推奨の下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps。無線LAN、Bluetoothなどの各種通信機能のほか、バーコードリーダ、ICカードリーダ(FeliCaやMyFAREなどに対応)、USB、RS-232C赤外線などのインタフェースを搭載している。
本体は最薄部が19mm、重量が230g以下と薄型かつ軽量に設計されている。本体背面にはラウンドフォルムを採用することで、長時間利用者にも負荷が掛かりにくい形状にしたという。画面には4.3インチのタッチパネルが採用され、縦/横2通りのWebブラウジングが可能。
用途としては、流通業や物流業、流通小売業など幅広い業務を想定。外出先や遠隔地、構内問わず、受発注業務や在庫問い合わせ目的でリアルタイムのデータ更新が可能だという。また、モバイルネットワークを活用したデータ通信が可能なことから、クラウド上に展開された業務アプリケーションと連携するクラウド端末としても利用できるとしている。
業務に必要なアプリケーションは、同社がパッケージを持つベンダーと協業で開発したものをクラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)」上でSaaS(Software as a Service)として提供。PITをクラウド端末として利用することで、PDAのレンタルから、モバイルデータ通信、業務サーバまでをIIJでワンストップ提供するという。
なお、IIJ GIOを活用したPIT向けの業務アプリケーションケーション第1弾としてはシーエスイーの「WEB在庫管理システム検太郎」が決定しており、今後も随時追加していく予定。
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