トレンドマイクロは、USB型のウイルス検索ツールを発表した。検索対象端末がオフラインでも最新のパターンファイルでウイルス検索できるのが特長。
トレンドマイクロは2月9日、USB型のウイルス検索ツール「Trend Micro Portable Security」を発表した。検索対象端末のウイルスチェックをするUSBメモリと、検索結果/検索日時/検索対象端末名の情報を管理用PCで閲覧可能にする管理プログラムで構成されている。USBメモリに検索エンジンとパターンファイルを内蔵しており、検索対象端末がオフラインでも最新のパターンファイルでウイルス検索できるのが特長。
利用方法は、まずインターネットに接続可能な管理用のPCを用意し、管理プログラムと最新のパターンファイルをインストール(ダウンロード)する。その後、USBメモリを管理PCに接続してパターンファイルを更新し、検索対象端末に接続する。検索対象端末の画面上に表示されるメニューからUSBメモリのアイコンを選択すれば、ウイルス検索が開始される。ウイルス検索が終了すると自動的にログがUSBメモリ内に保存され、再度USBメモリを管理PCに接続すれば、ログの閲覧・管理ができる。
USBメモリを介してウイルスの検索・駆除・隔離が可能なため、検索対象端末には、特定のセキュリティソフトなどをインストールする必要はない。パターンファイルのアップデートや設定は、管理PCにUSBメモリを接続して実施する。また、複数のUSBメモリで実施したウイルス検索のログを、1台の管理PCで一元管理することも可能。
価格は、新規購入時の1年間スタンダードサポートサービス料金、ハードウェア保証を含むUSBメモリ1本当たりの使用許諾料金を含む標準価格で2万4800円/本から。ただし、新規購入時の最低購入本数は20本とする。2年目以降、引き続きソフトウェアのサポートを希望する場合は、1年ごとに契約更新料(1万9800円/本)が必要となる。いずれも税別。
導入時のシステム要件は以下の通り。
検索対象端末 | 管理PC | |
---|---|---|
OS(日本語版OS/英語版OS対応) | Windows 2000 Professional SP4(32bit版のみ)、Windows XP Professional SP1/SP2/SP3(32bit版のみ) | Windows XP Professional SP1/SP2/SP3(32bit版のみ) |
CPU | Intel Pentium Processer 350MHzまたは同等スペックのCPU | |
メモリ | 256Mバイト以上(512Mバイト推奨) | |
HDD空き容量 | 200Mバイト以上 | 300Mバイト以上 |
ソフトウェア | Internet Explorer 6.0 以上 | − |
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