2010年02月17日 09時00分 公開
ニュース

ブルーコート、WAN高速化装置でIPv6に対応NEWS

主力製品「Proxy SG」シリーズにてIPv6ベースのWAN高速化/プロキシ利用が可能になった。移行期となるIPv4/v6混在環境においてシームレスなアプリケーション利用が可能になるという。

[堀見誠司,TechTargetジャパン]

 ブルーコートシステムズは2月16日、WAN高速化アプライアンス「Proxy SGシリーズ」でIPv6をサポートすると発表した。同製品のOS「SGOS」の最新バージョン5.5で実装する。2009年11月にリリース済みで、保守契約ユーザーは無償でバージョンアップできる。

 現状のIPv4環境からIPv6への移行手段としては、トンネリングやプロトコル変換(NAPT-PT)、IPv6パケットのヘッダやペイロード変換を行うアプリケーションレイヤーゲートウェイ(ALG)などの手法がある。だがアプリケーションの利用に関しては、いずれもユーザー端末の環境によってデータを解釈できなかったり既存アプリケーションが未対応といった理由で万能ではなく、IPv6対応サービスの本格化が遅れている。

 IPv6対応のProxy SGでは独自技術により、HTTPやDNS、FTPといったIPv4形式のリクエストをIPv6形式に変換するトランスレータとして機能し、IPv6ネットワークにおいてもレイヤー4以上のアプリケーショントラフィックの最適化が可能になった。従来のIPv4ベースでアプリケーションプロトコルを最適化するポリシーエンジンをIPv6に対応させることにより、管理者が設定したルールに基づくデータキャッシングやWAN高速化をv4/v6混在環境のユーザーにも提供できるという。

画像 バージョンアップでv6ネイティブでのコンテンツキャッシュやWAN最適化が可能になると話すリー氏

 米Blue Coat Systems チーフサイエンティスト兼シニアテクノロジストのチン・リ氏はProxy SGをIPv6に対応させた背景を「ISPや企業では、IPv4からv6への移行期間が長期化する傾向にあり、さらにその期間中もセキュリティは保たれていなければならない。だが、既存のWAN高速化とWebセキュリティゲートウェイにはIPv6対応製品がなかった」と説明する。ISP向けにはIPTVのようなIPv6が不可欠となるコンテンツ配信サービス、基幹ネットワークをIPv6で再構築した企業向けには、SaaS(Software as a Service)/ASPでのIPv4アプリケーション利用で需要が見込めるとしている。


関連ホワイトペーパー

IPv6 | WAN高速化 | IPTV | SaaS


ITmedia マーケティング新着記事

news134.jpg

B2BサービスサイトにおけるCVの58%はトップページからの直行――WACUL調査
CV(コンバージョン)を目的としたWebサイトの改善に必要な施策とは何か。4つのデータに...

news131.jpg

星野リゾートの「市場との対話の仕組み」とは?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大という大ピンチに観光・宿泊業が生き残る鍵と...

news155.jpg

2020年上期インターネット広告市場動向と下期業種別出稿動向予測――サイバー・コミュニケーションズ調査
国内のデジタルマーケティング業界の関係者を対象にした、新型コロナ禍におけるインター...