ブルーコートは帯域管理装置「PacketShaper」をバージョンアップし、カスタムアプリケーションの帯域制御を可能にした。
WAN高速化ベンダーのブルーコートシステムズは2月25日、帯域管理装置「PacketShaper」などを機能強化すると発表した。汎用的なアプリケーションのトラフィックだけではなくカスタムアプリケーションにも対応し、通信の可視化を推し進めた。
今回強化されるのは、PacketShaperの新版、バージョン8.4で実装されるアプリケーション認識機能および集中管理コンソールツール「IntelligenceCenter」(バージョン2.1)におけるアプリケーションのパフォーマンス管理機能。
前者は、Microsoft Exchange Serverなどの代表的なアプリケーション、HTTPのトラフィックだけでなく、自社開発のアプリケーションのトラフィックも識別できるようにした。ユーザーが定義したペイロード(パケットのデータ部分)長を基にパケットをチェックすることで実現するという。「(競合)他社製品はポート番号を見てアプリケーションを識別するが、われわれのソリューションはパケットの中身を見て帯域を制御できる」(米Blue Coat Systemsの技術・企業戦略担当副社長のデイブ・アスプレイ氏)
後者については、PacketShaperやWAN高速化装置「ProxySG」から監視データを収集する統合管理ツールに、ユーザーごとに利用アプリケーションのパフォーマンスをリアルタイムに表示するダッシュボード機能を追加した。ユーザーがどのアプリケーションで通信を行い、どの程度の帯域を消費しているかが一目で把握できるようになっており、例えば応答時間が基準よりも遅くなっている状態であれば、管理者が帯域の設定やWAN高速化処理の優先順位を変更するといったパフォーマンス改善が可能になる。
2製品を機能強化するバージョンアップおよび新版の販売開始は3月1日から。保守サービス契約期間中のユーザーは無償でアップグレードできる。
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