WANの帯域を広げても体感速度が上がらない。それを解消するのがWAN高速化装置だ。通信を最適化し、LANとWANの実効速度の違いを吸収できるが、決して「万能」なソリューションではない。
コンプライアンス強化、生産性の向上、自然災害や人的災害への対応など、ITマネジャーやシステムマネジャーにとって多くの課題が山積している。最近よく耳にするのが、セキュリティ強化を目的としたサーバ統合だ。国内拠点や海外に分散したサーバをセンターに統合すれば、セキュリティ面ではデータ管理の一元化による情報流出の防止、運用面ではバックアップの一元化による運用管理者の負担軽減などのメリットがある。
また、ワークスタイルの多様化や開発体制の分散化により、場所や時間に関係なく開発が行われるようになっているが、それに伴い開発環境の善しあしも生じており、その改善が生産性の向上にそのまま直結している。さらに、自然災害や人的災害によるデータ消失が発生した場合でも業務を継続できるシステムの構築も重要となっている。
こうしたセキュリティ強化、グローバル化、業務継続の必要性といった企業を取り巻く環境の変化を背景に、「WAN高速化装置」は登場した。WAN高速化装置を定義するならば、TCP最適化(TCPウィンドウサイズ拡張)、WAN最適化(QoSやキャッシュによるデータ量調整)、アプリケーション高速化(アプリケーションに特化した高速化)の機能をすべて備えた装置、となる。それでは、WAN高速化装置は具体的にどのような場面で役立つのだろうか。
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