フォーティネットは、仮想環境に対応した4種類のUTMアプライアンスを発表した。12月より順次出荷を開始する。
フォーティネットジャパンは11月4日、提供するUTM(統合脅威管理)製品「FortiGateシリーズ」の最新版として、仮想環境に対応した「バーチャルアプライアンス」ファミリーを発表した。
FortiGateシリーズは、ファイアウォール、VPN、アンチウイルス対策、不正アクセス検知、コンテンツフィルタリング、迷惑メール対策の機能を1台に備えたセキュリティ製品。同社は提供する製品をすべて自社内で開発する点を強みとしており、FortiGateについては、独自のASIC(特定用途向けIC)技術を用いることで高スループットを実現している。
今回発表されたバーチャルアプライアンスは、VMwareのハイバーバイザー上で動作し、複数のVM(バーチャルマシン)で構成されるゾーン間トラフィックのセキュリティの確保、管理、リポーティングができる。
ラインアップは、「FortiGate バーチャルアプライアンス」、FortiGateの管理機能を賄う「FortiManager バーチャルアプライアンス」、集中分析&リポーティング機能を持つ「FortiAnalyzer バーチャルアプライアンス」、電子メールのセキュリティに特化した「FortiMail バーチャル アプライアンス」の4モデル。
従来の物理アプライアンスとバーチャルアプライアンスの両ファクターを選択することもでき、企業は仮想化が進む環境の中で統合セキュリティの範囲をさらに広げられるとしている。
販売開始時期はFortiGate/FortiManagerバーチャル アプライアンスが2010年12月10日より、FortiAnalyzer/FortiMailバーチャル アプライアンスが2011年第1四半期より。
なお、同社では11月4日付でFortiGateのハイエンドモデル「FortiGate-3040B」も発表している。8個の10GbE(ギガビットイーサネット)ポートを標準搭載しており、最大スループットは40Gbps。
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