独自のSoCを初搭載し、最大スループットは1Gbpsを記録。低価格ながらエンタープライズ版に匹敵するパフォーマンスを提供するとしている。
フォーティネットジャパンは7月30日、UTM(統合脅威管理)アプライアンス「FortiGate」の最新版「FortiGate-60C」を発売した。低価格設定のローエンド版ながら、SDHCメモリカードや3G接続用のスロットを搭載。多拠点に事業所を構える小売業や、金融サービス、医療、地方行政に向け、エンタープライズ版に匹敵するパフォーマンスを提供するとしている。
特徴は、独自のSoC(System on a Chip)を初搭載したこと。ファイアウォールのスループットが高速化し、従来製品と比較して約10倍の1Gbps(最大時)となった。SoCは自社で開発し、システムCPUと独自のコンテンツ/ネットワークASICを1チップに統合した。
主にログ記録やリポート用に利用するSDHCは、最大で32Gバイトの容量に対応する(出荷時には4GバイトのSDカードが同梱)。3G接続にはExpress Cardが利用でき、セキュア環境でのモバイル端末接続やWAN最適化のためのカードをサポートする。
管理者および販売業者向けには、セットアップ用の専用ツールを提供する。USB2.0のBコネクタを通じて、Webベースのコマンドラインで各種設定ができる。
製品出荷は本日より。価格は15万2000円から(税込み、初年度保守費用込み)。
同社では、ICの開発を含む各種ハードウェアの設計、開発、製造をすべて自社内で行っており、今後もユーザーのセキュリティ要件に応じた柔軟な対応、コストメリットを提供していくとしている。
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