前編に引き続き2011年、われわれが追いかけたい注目のITトレンドを紹介しよう。
前編「企業が注視すべきタブレット、ソーシャルメディアの潜在力」では、IT市場の注目トレンドとしてスマートデバイスやソーシャルメディアを挙げた。後編では引き続き、ビデオコミュニケーションやプライベートクラウドなど、企業にとって重要となる3つのトピックを紹介する。
2010年にはタブレットに加え、ビデオ会議分野が活気付いた。ソリューションプロバイダーは、2011年がこの分野の飛躍の年になると考えている。
インフラ統合を手掛ける米Atrion Networkingのティム・ヘバートCEOは「ユニファイドコミュニケーション(UC)をコラボレーション分野と連携すれば、非常に面白いものができそうだ」と話す。
同氏によると、ソリューションプロバイダーのビジネスチャンスの1つに、電子メールやバックアップなどのアプリケーションに影響を与えることなく社内ネットワークがリアルタイムトラフィックを処理できるようなシステムを構築するサービスがあるという。その他のコンサルティング関連のビジネスチャンスとしては、ビデオ会議技術を日常的に使う必要がある従業員のニーズに、インタフェースとワークフローのデザインを合わせるといったサービスがある。
ビデオ会議が企業ユーザーの関心を引いている理由は2つある。まず、多くの企業が出張経費を永久的に削減したいと考えていることだ。第2に、この製品カテゴリーに手ごろな価格の製品が登場してきたことがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
2024年に視聴者が検索したテレビCM 2位は中国のあのEVメーカー、1位は?
2024年にテレビCMを通して視聴者が気になりWeb検索したものは何だったのか。ノバセルが発...
Googleの広告収益成長が鈍化、中国のアレが原因?
YouTubeなどのプラットフォームの成長率は、米国の選挙関連支出の急増にもかかわらず低迷...
OutbrainがTeads買収を完了、新生Teadsとして広告プラットフォームを統合へ
新会社はブランド広告とパフォーマンス広告の両方を最適化し、広告主により良い成果を提...