シマンテックがVMwareの仮想環境上で稼働するアプリケーションのリカバリソフトウェアの新バーションを発表した。仮想マシンとその上で稼働するアプリケーションのリカバリ・再起動が可能。
シマンテックは6月17日、VMware仮想環境のアプリケーション管理ソフトウェアの新バージョン「Symantec ApplicationHA 5.1 SP2」(以下、Symantec ApplicationHA)を発表した。
Symantec ApplicationHAはVMwareゲストOS上で稼働し、VMware環境上のアプリケーションの制御やリカバリなどを実施し、そのダウンタイムの最小化を支援する。今回のバージョンでは、ディザスタリカバリ(DR)自動化ソフト「VMware Site Recovery Manager(SRM)」の機能と連携し、仮想マシン内でアプリケーションの障害が発生した場合にはアプリケーションと仮想マシンの両方、またはいずれかのリカバリと再起動を必要に応じて実施する。
またApplicationHAは、SRMが仮想マシンをプライマリサイトからDRサイトにフェイルオーバーする際、リカバリ後も継続してアプリケーションの健全性を監視し、仮想環境のクラスタリングシフトウェア「VMware HA との通信を再確立する。さらに、アプリケーションの状態を記録してリポートする機能を備えており、例えば、SRMのテスト時や被災時のサイトリカバリの状態を記録することも可能だ。
新バージョンではダッシュボード管理機能を追加し、単一のダッシュボードで複数のゲストOSに跨る数百のアプリケーションを一元的に監視できる。さらに、ゲストOSの種類、ゲストOS上のアプリケーションのインベントリ、各アプリケーションなどの状態も表示可能になった。
その他、ApplicationHAのインストールを簡素化した。ユーザーはvSphereクライアント画面から、ApplicationHAのゲストOSへのインストールや設定、管理なども実施できる。ApplicationHAの参考価格は、仮想マシン1台当たり8万2400円(税別)。
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