2011年12月02日 09時00分 公開
特集/連載

地域医療連携の先を見据えた情報連携を目指すNEC地域医療連携ソリューション紹介:NEC

多くの医療関連システムを提供しているNEC。同社が見据えるのは地域医療連携の先にある、より広範囲な情報連携ネットワークだ。

[岡崎勝己]

18道県699施設で利用される地域医療連携ソリューション

 電子カルテシステムの「MegaOakHR」を中核に、医療事務システムの「MegaOakIBARS II」やデータウェアハウス「MegaOakDWH」などの医療関連システムを提供しているNEC。同社は医療現場における着実なニーズの高まりを敏感に捉え、医療情報の連携にも先進的に取り組んでいる企業の1つだ。

 NECは2009年7月、電子カルテベンダーのシーエスアイ(以下、CSI)と共同開発した「電子カルテ/地域医療連携ソリューション」の販売を開始した。このソリューションはエスイーシーが提供する地域医療ネットワークサービス「ID-Link」を利用し、NECのMegaOakHRやCSIの電子カルテ「MI・RA・Is」などの診療情報を同社のサービスセンター経由で複数の医療機関で閲覧する仕組みだ。北海道の道南地区における地域医療連携システムへの採用実績を基にして製品化された(関連記事:地域医療の問題解決を支援する情報ネットワーク)。

photo ID-LINKを活用した地域医療連携ネットワーク「道南Medlka」概要図(2011年1月の「地域医療福祉連携協議会」発足シンポジウムにおける講演内容を基に編集部が作成)

 ID-Linkを基盤とする地域医療連携システムは、2011年9月末時点で18道県699施設において利用されている。NECの医療ソリューション事業部事業推進部の齋藤直和氏は「従来の紙による医療機関同士でのやりとりでは、取り扱える情報の種類や量が限られ、人的作業を伴う情報伝達が少なくなかった。こうした問題を解消したいという現場のニーズは予想以上に大きかった」と語る。

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