全国各地で行われている地域医療連携。それぞれの地域が抱える医療問題を解決するためにITを活用した連携ネットワークの構築が進んでいる。
ITを活用した地域医療連携が全国各地で行われている。慢性的な医師不足や中核病院の倒産など「地域医療の崩壊」が叫ばれているが、地域が抱える医療問題はさまざまで、その解決のアプローチも異なる。
そんな中、2011年1月、全国各地で地域医療情報連携を推進している団体を中心とする「地域医療福祉連携協議会」が設立された。この協議会は、地域の医療・福祉における情報連携のより良い実現形態を目指すための意見交換の場として発足した。その発足記念シンポジウムでは、全国各地で進められている地域医療連携ネットワークの活動内容が発表された。今回から3回にわたり、それぞれの地域の活動を紹介する。
北海道の道南地域では、市立函館病院を中心とする地域医療連携への取り組み「道南Medlka」が進められている。Medlkaとは、Medicineと函館の特産物であるイカを組み合わせた言葉。道南Medlkaは、ID-LINKを利用した地域医療連携ネットワークシステムとその利用者のグループを指す。ID-LINKはインターネット上のVPN回線を活用して、各医療機関の電子カルテをはじめとする医療情報システムの内容を閲覧可能にするシステムだ。
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遠隔医療体制を構築する際は、患者や通常業務への影響を押さえながら進める必要がある。パンデミック下で一斉に遠隔医療体制を構築した2つの医療機関の例を紹介する。
オーストラリアでは処方箋の完全電子化が一般化しているが、制度確立までの道のりは平たんではなかった。完全電子化を阻んだ課題とその解決策とは。
コロナ禍を契機に、湾岸諸国では「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。湾岸諸国におけるデジタルヘルスケア産業の重点投資分野とは。デジタルヘルスケア推進の”壁”とその対処法についても紹介する。
医療機関は膨大なデータを扱い、そのデータに基づいて重要な決定を下す場合がある。一方、データの質は低くなりがちだ。それはなぜか。データの品質を改善させるために必要な方策と併せて紹介する。
英国の国民保健サービスでイングランド地域を管轄するNHS Englandが、医療サービス向けの新データ基盤を構築している。この計画に英国市民団体が“待った”をかけたという。なぜなのか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
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今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...