IpanemaのWAN最適化装置「nano|engine」は、「支社向け」とはいえ競合製品の10分の1〜20分の1に当たる1000ドル以下という価格を実現し、市場にインパクトを与えている。これは低価格化の始まりなのか?
WAN最適化技術の導入率は、景気低迷下でも着実に上昇している。だが、コストがネックとなり、企業はWAN最適化装置を全ての支社に配備するには至っていない。ベンダーは、WAN最適化の説得力あるROI計算を基に、1万ドルの装置であれば1年で元が取れるという説明図を企業に提示するだろうが、こうしたマシンを多数導入すると、設備投資コストがかさむことになる。仏Ipanema Technologiesは、1000ドルを切る支社向けマシン「nano|engine」ファミリーにより、こうしたコスト課題に新たな方法で挑戦している。
「WAN最適化製品は、価格のせいで限定的にしか市場に普及していない。一般に、機器の購入コストが支社当たりで最低2500〜3500ドルに達する場合、導入を正当化できる台数や場所は限られる。このコストが1000ドルを下回れば状況は大きく違ってくる」と、米Gartner Researchの副社長、ジョー・スコルパ氏は指摘した。
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