2012年07月18日 09時00分 公開
特集/連載

一筋縄ではいかない、データセンターの完全仮想化専門家の意見もさまざま

ハイパーバイザーがミッションクリティカルなワークロードに対応できる今、企業は仮想データセンターを100%仮想化すべきかどうかの難しい判断を迫られている。

[TechTarget]

 以前はシステムを100%仮想化するのは非現実的と考えられていたが、今では達成可能な目標になった。実現すると、データセンターのアップタイムや柔軟性の向上といった現実的な効果を期待できる。しかし、データセンターを完全に仮想化へ移行するかどうかの判断は、そう一筋縄ではいかない。コストやライセンスの問題がこうした効果を帳消しにしてしまうかもしれないからだ。

 本稿では、米TechTargetのサーバ仮想化アドバイザリーボードのメンバー4人の「100%の仮想化」に関する考え方を紹介する(同アドバイザリーボードは、サーバ仮想化技術の専門家であるシステム管理者とコンサルタントで構成されている)。

「完全に理にかなっている」シャノン・スノーデン氏(New Age Technologies勤務)

 私がコンサルティングを提供している企業の多くでは、100%の仮想化に取り組むことは確かに目標だ。しかし、高可用性の確保と業界の成熟度の低さが仮想化の全面的な導入を妨げる大きな要因になっていた。

 ほとんどの企業では、本番ネットワークにいったん仮想化を導入すると、全てのサーバが仮想化の候補になる。だが何年もの間、多くの企業はミッションクリティカルなアプリケーションを新しく、そして(彼らの認識としては)実績が乏しいプラットフォームに移行しようとしなかった。

 しかし、ハイパーバイザーベンダーは高可用性やロードバランシング、ディザスタリカバリ(DR)、管理性の面で製品を大幅に改善してきた。ハイパーバイザーがミッションクリティカルなアプリケーションをホストできることが、時間をかけて証明されてきたことを踏まえれば、多くの企業が100%の仮想化の達成を目指すことは、完全に理にかなっている。

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