近年、多くの企業がより厳密なITシステムの電源/電力管理対策を検討し始めている。省電力化を推進するに当たり直面している課題とは何か? ベンダーが示す最新の解決策を見ていこう。
TechTargetジャパンでは2012年12月、「省電力および電力管理対策に関する読者調査」を実施した。以下の3点は、回答が多かったITの省電力/電力管理対策の目的や期待する効果だ。
目的および期待する効果
1. 電力使用量の削減
2. システム運用コストの削減
3. 消費電力の可視化
サーバの消費電力と設置スペースの問題を解決
処理すべきデータが加速度的に増える中、システム担当者の多くがサーバの消費電力と設置スペースへの対応に迫られている。問題解決に向けた新たなサーバアーキテクチャが登場し、注目を集めている。
サーバ新時代の幕開け
サーバの設置スペースや熱量は悩ましい問題だ。右肩上がりのデータ増大とともに、データセンターのサーバ台数は増加の一途を辿っている。その結果、上述する2つの問題が原因でサーバリソースの拡充が困難な事態に見舞われかねない。この問題を抜本的に解決すべく、ヒューレットパッカード(HP)は「HP Moonshot System」を発表。その具体的な戦略を探る。
ネットワーククローゼットから始める電力効率化
IT消費電力の効率化する方法として、サーバやストレージなどのIT機器よりも即効性が高い対策を紹介しよう。
省電力および電力管理対策に関する読者調査リポート
ITシステムの省電力および電力管理対策の現状調査を実施。電力使用量や運用コストなどの削減効果を期待する一方、導入に必要な予算や体制の整備などが課題になっていることが分かった。
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