米Sony Pictures Entertainmentを狙ったサイバー攻撃では、HDDのデータを消去するマルウェアが利用されたという。具体的にどのようなマルウェアだったのだろうか。
米連邦捜査局(FBI)は、データ消去マルウェアを使ったサイバー攻撃を仕掛けられる恐れがあると、米国企業に警戒を呼び掛けた。米通信社Reutersの報道によると、FBIが出した5ページの「速報」警告は、ソニー傘下の米Sony Pictures Entertainment(SPE)に対して使われたのと同じマルウェアについて記されていた。
SPEに対する攻撃では、未公開の映画や財務情報、メール、制作中の映画の配役情報などが流出した。流出した映画のうち、米国で2014年12月25日(現地時間)に公開予定だった「The Interview」は、北朝鮮の最高指導者、金 正恩氏の暗殺計画を描いている。このため北朝鮮のハッカーが関与している可能性があるとの臆測が浮上した(FBIは同月19日、SPEに対するサイバー攻撃で北朝鮮の関与を断定した)。
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