人工知能(AI)のある職場で人のやる気はどう変わるか?ベストセラー作家の予言

機械学習やデータ分析は増加の一途をたどっている。その結果、コンピュータに仕事を奪われることを恐れている従業員もいる。だが、その心配はない。

2017年07月11日 05時00分 公開
[Ramin EdmondTechTarget]

関連キーワード

データ分析 | 機械学習


 機械学習は企業で人間が担ってきた役割を変えるだけだ。ジャーナリストでベストセラー作家でもあるマルコム・グラッドウェル氏(注)は、2017年5月23〜25日に米オーランドで開催された「Citrix Synergy 2017」の基調講演でそう語った。

『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)など、グラッドウェル氏の著作は日本でも広く読まれている《クリックで拡大》

 かつて、専門家の仕事はパズルを解くかのようにデータと情報を収集することだった。だが、その仕事は職場に導入されているデータ分析と人工知能(AI)によって変化している。今日の従業員は外へ出て情報を集めるパズルの解読者ではなく、機械が収集する複雑な情報を読み解かなくてはならないミステリーの解決者だと、グラッドウェル氏は述べている。

 「現在、専門家に期待するのは、意思決定のチェーンにおいて機械では到底及ばない決定的な部分を担うことだ」(グラッドウェル氏)

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...