Dockerは業績を公表していないが、同社の最高執行責任者(COO)スコット・ジョンストン氏によれば、レガシーアプリケーションをクラウドに移行するためのプログラムとして2017年春に発表した「Modernize Traditional Apps」(MTA)の好調に押され、Docker EEの売上高は2017年に100%増加したという。451 ResearchやIDCなどの調査会社は、Dockerの売上高を3000万~5000万ドル程度だと推定している。ジョンストン氏はこうした数字について「不正確だ」と否定したが、正確な数字の公表は断っている。
ジョンストン氏によれば、Docker EEは約400社の顧客を有しているという。だがこの数字だけでは全体像は分からない。それにもかかわらず、Dockerは今後の成長の見通しについて楽観的だ。ジョンストン氏はオープンソースのPaaS(Platform as a Service)ソフトウェア「Cloud Foundry」の開発団体が2017年に発表した顧客調査結果「Global Perception Study」を引き合いに出し、「コンテナを使用している企業のうち、オーケストレーションツールを導入している企業はまだわずか15%だ」と指摘する。
これとは異なる状況を示す調査データもある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
仮想化環境の移行は、チームがどれだけ高いスキルを有していても困難を伴う。「今の環境と同じ機能を利用できるか」などのチェック事項も多い。そこで、ベンダーロックインを伴わずに、優れた仮想化テクノロジーへ移行する方法を紹介する。
IT業界では「仮想化」にまつわる混乱が続いており、企業は現状の仮想化環境の再考を迫られている。そこで、仮想化環境の移行先として、また、加速するビジネス環境に対応したプラットフォームとしても適した解決策を紹介する。
BroadcomによるVMwareの買収により、VMware製品のライセンス体系は大きく刷新された。永続ライセンスの廃止やエディションでの提供といった変更がある中で、自社はどのように仮想基盤を見直していけばよいのか。そのヒントを紹介する。
IT環境の多様化・複雑化に、VMware買収の話が加わって、組織のIT担当者の悩みは増える一方だ。このような状況において、管理運用の簡素化とリスクの軽減をどのように実現すればよいだろうか。
BroadcomはVMware買収後、製品ポートフォリオやライセンス体系に大きな変更を加えた。ユーザー企業はこの変化にどのように対処し、今後のIT戦略、仮想化戦略を検討、構築していけばよいか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...