現在、MDM製品は幾つかの方法で料金が設定されている。購入する前に、予算配分の選択肢を確認しておきたい。
例えば、最初に検討すべきなのは、クラウドベースMDMシステムとオンプレミスMDMシステムのどちらを導入するかだ。導入するMDMシステムの種類によっては、IT予算の組み方が変わる。クラウドベースMDMの費用は、運用費に分類される。つまり、ライセンス費用や業務運営の予算から拠出する。一方、オンプレミスMDMの導入費用は主に資本支出として扱われる。オンプレミスMDMは固定資産(企業が長期間活用する設備)になる。
どちらのMDMを導入するかの判断には、この予算配分も影響する。例えば、クラウドベースMDMを採用する方が支出を抑えられる場合でも、クラウドベースMDMを導入できるほどの運用費予算が用意されていない可能性がある。その場合、オンプレミスMDMを選ばざるを得ないだろう。
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