クラウド事業への参入が進む医療ITベンダー、普及期に入った医療クラウドサービス0.5歩先の未来を作る医療IT

医療業界で普及が進むクラウド技術のうち、地域連携ネットワークやクラウド診療予約システム、Web問診システム、オンライン診療システムの活用状況について解説します。

2018年12月12日 05時00分 公開
[大西大輔MICTコンサルティング]

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 クラウドサービスのユーザー組織のメリットとして、真っ先に頭に浮かぶのは「導入費用が低価格」ということでしょう。一般的にクラウドサービスは、IT資産を個々の組織が保有するのではなく、全てのユーザー組織で巨大なIT資産をシェアすることで、1組織当たりの導入コストを下げられると期待を集めています。医療ベンダーにとってクラウドサービスは、開発コスト、導入コスト、サポートコストのそれぞれでメリットがあります。中でも、全国に導入・サポート拠点や代理店網を設けなくても全国展開が可能になることから、クラウドサービス事業に参入する企業が増えているのでしょう。クラウド技術の普及によって、システム連携の場面でも技術の共通化(標準化)が進み、さらに連携が進むのではないかと期待されています。

 本稿では、電子カルテ以外の医療ITでも普及が進む、クラウド技術の活用状況について解説します。

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