データレイクを「沼地」にしないために 2019年ストレージ技術予測AIとIoTでの活用が進む(2/3 ページ)

2019年03月05日 05時00分 公開
[Carol SliwaTechTarget]

ビッグデータ用ストレージアーキテクチャの最適化

Moor Insights&Strategyのスティーブ・マクドウェル氏(シニアアナリスト)

 IT強化の重要分野である「エッジコンピューティング」で注目なのは、主に処理能力とネットワークだ。エッジソリューションの担当者がストレージ管理の必要性を理解し始め、2019年にはこの状況が変わる。結局のところ、エッジはマイクロデータセンターだ。データを大量に消費するAIアプリケーションがエッジに配備され、5Gネットワークが本格的に展開されるようになるにつれて、この変化は加速するだろう。

StorageIOのグレッグ・シュルツ氏(シニアアドバイザリアナリスト)

 2019年、大企業向けデータストレージはコアクラウドとオンプレミス、エッジの分野まで拡大し、IoT、人工知能、ディープラーニング、機械学習、その他のデータ分析といった従来のワークロード増加に対応する。エッジデバイスのストレージには、4層NANDフラッシュなどの不揮発性メモリ(NVMe)のテクノロジーや、3D XPointなどのストレージクラスメモリ(SCM)の利用が増加する。どの技術を採用するかは、IT組織によって異なる。実績のある技術をベースに増強を志向する組織もあれば、新技術の評価や概念実証(PoC)テストを開始する組織もあるだろう。

Western Digitalのフィル・ブリンガー氏(データセンターシステム担当シニアバイスプレジデント兼GM)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。